ジェミニマン / 超凄腕スナイパーを狙う謎の刺客。それは自分自身のクローンだった。ウィル・スミスが主役とCG技術で若返った姿のW主演。特殊な撮影方法で作られたド派手映像満載のノンストップアクション。

ウィルスミス主演。CG技術で若い頃の彼そっくりの「クローン」が登場し、主人公と戦う設定や、「3D+in HFR」という規格で製作された超リアルなアクションなど映像技術のすごさに圧倒されるSFアクション作品。監督はライフオブパイなどのアン・リー。
依頼されてさまざまなターゲットを暗殺してきたヘンリーだが、年齢や技術の面での衰えを感じ、引退を決意。しかし謎の組織から襲われ、その刺客の圧倒的な強さに翻弄される。しかもその男の正体は自分の遺伝子から作られたクローンで若き日の自分そっくりだった。誰が差し向けたのか、どう利用されてるか突き止めるため仲間とともに立ち向かおうとするが……。
クライヴ・オーウェン、メアリー・エリザベス・ウィンステッド(ハーレイクインの華麗なる覚醒)、ベネディクト・ウォン(ドクター・ストレンジ)ら共演。
あらすじ
腕利きのスナイパーとして、その名をとどろかせるヘンリー(ウィル・スミス)は、政府からのミッションに臨むが、正体不明の人物から襲撃を受ける。自分の動きや考えを見越しているだけでなく、バイクを使った武術を繰り出す襲撃者にヘンリーは苦戦を強いられる。やがてヘンリーは襲撃者を追い詰め、襲撃者の正体が若いころの自身のクローンだと知る。(シネマ・トゥデイより)


上記予告編を含め、クローンですって先に言って宣伝しちゃうのは少しもったいない気もしますが、売りだからしょうがない。ほんとびっくりするくらい若い時のウィルスミスそのもので衝撃を受けますよ。例えば最近の映画でも回想シーンとかで若い時の姿にCG合成したりっていうのはよくやってますけど、この作品ではそれがガッツリアクションして、クローン同士で戦ってるわけですからね。一つの画面に同一人物が映ってるだけでもすごいって思ってた時代から進歩しすぎ。もちろん変な違和感、作られた映像って感じはしません。

どちらかというと、人物が浮いて見えるというか、2Dなのに3Dみたいな錯覚を覚えます。冒頭でも触れましたが、「3D+ in HFR」という規格で上映することを前提とした撮影方法をしていて、通常の映画が1秒間に25フレームのところ、最大120だとか。このfpsがいくつかっていうのはよくゲームなんかでも出てくるのでわかる人も多いと思いますが、簡単にいうとパラパラ漫画の枚数が多いか少ないかってことなんです。数が多ければ多いほど細かい動きまでヌルヌルと(反対はカクカク)動く。Youtube動画でも、[60p]とかで検索するとわかるかもしれません。1080か720かの違いよりも、fpsの差の方が段違いだと思います。

まあとにかく映像にこだわって作ってるんだなっていうのが見てるだけでもひしひしと伝わるんですけど、もう序盤のバイクのシーンだけでも大迫力。ジュニア(クローン)の殺意がすごいすごい。バイクで絶対轢き殺してやるってオーラ出てるし、最終的にスピード出してヘンリーにぶつけますから。あそこの本気っぷりはすごすぎて笑えてきました。
他にもアクションは複数ありますが、そのカーチェイス意外だと、カタコンベ、そして終盤の道路〜雑貨店などが印象的。テンポの良さとやりすぎとまで思えるドンパチですごい見せてくれますし、ヘンリーVSジュニアではプロ級同士の精密バトル的な面白さも。2キロ先から高速鉄道の乗客狙えるスナイパーとそのクローンですからね。技術がすごい。まあ大方の予想通り最終的に共闘するんですが……。
ラストの雑貨店での戦いは相手が忍者みたいな舞うように戦うのでそこも見応えあります。ヌルヌルで見たら非常に映えそうな印象。3D全盛期に手前に何かが飛んでくるシーンが色んな映画であったような感覚。こればっかりはそういう設備のある映画館で見るのには叶わないですからね。ちょっと悔しかった(動画配信で視聴)
巻き込まれる形だったヒロインも、終わりに近づくにつれてかなり活躍するようになってそこもびっくり。まあ国防情報局の人間だから訓練はしてるんでしょうけど、度胸もあるし。

お話としては割と王道で、あくまでヘンリー視点に描きつつも、ジュニアの「僕はなんのために生まれたのか」「父だと思ってたのはただ利用してただけか」という葛藤などなど彼にも感情移入できますし、20歳以上の歳の差のせいか、ヒロインと合わせて3人家族のように見えてくるんですよね。ヘンリーは仕事としては上手くやれたけど、そのせいでいわゆる「普通の人生」から離れてしまった。その後悔があって、なんとかジュニアには同じ轍を踏ませてたくないっていう優しさが見えたり。
ベタと言えばフルフェイスで顔が隠れてる敵が登場するんのでね、この辺りはSF見慣れてる人は特に「やっぱりね」って思うことでしょう。

ただそういったテーマを扱いつつも、綺麗に決着がつくし、最後には明るい未来を感じさせる終わりでめちゃくちゃ爽やかなのも良かったですね。綺麗にまとまってて、映画見たなーって気分になりました。
そうそう、吹き替え版での視聴だったのですが、主人公を江原正士さん、ジュニアを山寺宏一さんがやってるんですが、特に後者は若者って感じの声色で前述の通り昔のウィルスミスを思い出しました。ちなみにヒロインは菅野美穂さん。ついついご本人の顔が浮かんじゃいましたね。

Netflixにて視聴。



この記事へのコメント