FLY! フライ! / アメリカ北東部の小さな池に住むカモの親子。父マックは一生外に出ずに暮らすつもりだったが他の渡り鳥の姿に子供たちは外の世界への興味津々。意を決してジャマイカへの旅を決意するが。ミニオンズやマリオの会社制作のCGアニメ映画。

ミニオンズシリーズや、スーパーマリオブラザーズムービーなどのイルミネーション製作CGアニメーション映画。意を決してジャマイカへの旅に向かったはずのカモの一家があらぬ方向へとたどりつきくりひろげる大冒険を描く。
アメリカ北東部、ニューイングランド。小さな池に住むマックは心配性のため一生をその場で終えるつもりでおり、子供達にもこわいお話をきかけせては外の世界に興味を持たせないようにしていた。しかし渡り鳥の一団がやってきて話を聞いたことで子供は大興奮。なかば押し切られる形で、ついに一家での長い旅に出かけることを決意する。ジャマイカを目指していた彼らだが、たどりついたのは……。
圧倒的な映像美と、先々で起こるトラブル。家族の絆の強さを感じる、ファミリームービー。

日本語吹き替えには堺雅人や麻生久美子のほか、ヒコロヒーらが参加。
あらすじ
アメリカ北東部、ニューイングランドの小さな池に暮らすカモの家族。父親のマックは、興味本位で池を飛び出したカモの悲惨な末路を子どもたちに語って聞かせるのが日課で、池にいれば一生幸せに暮らすことができると信じていた。ところがある日、彼らの暮らす池に移動途中の渡り鳥が立ち寄り、その自由な姿に妻や子どもたちは大興奮。自分たちも外の世界を見てみたいと言い始めたことから、一家はカリブ海の楽園ジャマイカを目指し、3000キロの大移動に乗り出すことになるが……。(映画.comより)


ディズニーピクサーとならびこのイルミネーションもファミリー向け作品を連発してヒットさせてきてますが、今回は何かの続編じゃないし、映画自体も短めでサクッとみれるので新規さんにもおすすめ。ちなみに劇場公開時には短編映画『ミニオンの月世界』とセットで上映されたらしいです。

この映画も動物が主人公で、彼らが人の言葉を喋るっていうタイプなのですが、人間と意思疎通しないどころか、ヒトが話すシーンがほぼありません。くやしがったり唸り声っていうのはあったけど、たぶんセリフというセリフはなかったような気がする。そもそもがジャマイカを目指して大移動がテーマなんで人間界と接点あるはずがないのですが、迷子になって都会にまぎれこんじゃうのでね……。

最序盤の、めっちゃ心配性で、嘘の怖い話までつくって子供達を池にしばろうとする父マックが僕と似たタイプでなんだか他人には見えなかった。あそこまでじゃないけど『わざわざ自分から危険に飛び込まなくても』って気持ちはよくわかります。でも最終的にたびだつ決断するし、家族のルールは自分が決めるんだ!っって暴君タイプじゃないからストレスはなかったし。悪い方に考えすぎるだろ、っていうギャグになってた。
後半にかけてダックスが活躍するシーンがあるのですが、なんというか「この子もいつの間にか成長してるんだ、信じてあげてもいいんだ」っていう親目線の感動みたいなものがあって、全体として家族の絆を感じていろいろとグッときました。

他の作品にくらべて1時間20分程度と短めですが、次から次に場面が変わるのでとてもボリュームある感じ。小さいお子さんと一緒にみても飽きないと思います。ただ、飛び立って最初のトラブル、サギの老夫婦との遭遇だけはホラーテイストになってるのでご注意ください
子供達を外の世界に興味持たせないためにつくってた怖いお話が現実になったかも!?って家族全員でビビってるのは面白かった。てか鳥同士で共食いとかするのか???

その次に出会うハトのチャンプもいいキャラしてて、頼れる姉御かとおもいきやちょっと間抜けなのもグッド。ヒコロヒーさんの吹き替えがあってたなー。日本人にとって一番身近なのがこのハトだと思うんですが、それぞれの生活があるというのか鳥の種類の派閥が面白かった。ここから完全に人間社会という道の世界の大冒険でしたが、これまでのイルミネーションと一番違うのは「空を飛ぶ」ってところ。よりスピード感のある動き、映像でハラハラしたし鳥=食材っていうことで命の危険ととなりあわせでドキドキ。
前述のとおりヒトはしゃべらないのですが、基本的には動物たちの敵みたいな存在がおおいので見てるこっちは申し訳なくなってくるw

この時に出会うシェフが因縁のキャラとなって、映画ラストまでの宿敵に。終盤にでてくる飛行船とかは怪盗グルーの世界観で笑ってしまいましたがそこを家族の絆で倒すっていうシンプルだからこそ盛り上がる展開で良かった。基本的には父マックス目線で描かれることがおおいけど、子供達は子供たちで勇気を出すし、カッコイイ。

順番が前後しますが、楽園だとおもってるアヒルたちも「そういうことだよね」ってそうそうに先が読めちゃうだけに、映像そのものはほんわかしてても後味がよくない。ビーガンじゃ無くてもいろいろ引きずっちゃいそうです(汗) ヨガやってる姿はめちゃくちゃ笑いましたけどw カモ、サギ、ハト、オウム、アヒルなどなど、違いが良かった。
それ以外にもギャグシーン的な要素は随所にちりばめられてて、個人的にはマックス夫婦のダンスシーンが好き。最終盤でもう一度あるので、2回たのしめましたね。基本的に翼だから他の動物にくらべてできることが限られてるはずなのに、すごい頑張ってた。

日本語吹き替えキャストについては、調べないで再生したので早口のシーンになってようやく堺雅人さんか!とわかったレベル。プーさんの時よりも本人のイメージから離れてて、役にあっていましたし、芸能人キャストを補うように関智一さんや鈴村健一さん、羽佐間道夫さん野沢雅子さんらレジェンド声優も参加されてるのでとっても楽しかったです。

なんといってもとにかく飛行シーンが多いので、見ているだけで気持ちよかったし雲の表現とかだいすき。それでいて家族愛が根幹にあって。さわやかに見終われました。次回作の伏線かな?って思った要素はエンドクレジット欄でダイジェストで流れちゃいましたが、今度は別の場所の旅へ、って言う風に続編やることもできそう。

さすがイルミネーションというクオリティ、家族で見られる大冒険って感じで期待通りの面白さでした。
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