謎の招待状を受け、命懸けの脱出ゲームに参加させられた若者たち。犠牲者を出しながらもルールを外れて生き残ることができたゾーイとベンだったが、ゲームの存在は秘匿され警察にも信じてもらえない。独自に調査を続け、怪しい箇所に乗り込もうとした矢先、地下鉄に閉じ込められる2人だったが、居合わせた他の乗客も実はゲームの生存者。車体全体が電気が帯びる中、新たなゲームが始まる。
トーマス・コッケレル、 ホランド・ローデン、 インディア・ムーア、カリート・オリベロら共演。
あらすじ
前作の後、生存者の1人ゾーイ・デイヴィスはエスケープ・ルームを仕掛けたミノス社の打倒を考えていた。手掛かりから得た座標に何かがあると考えたゾーイは、もう1人の生存者ベン・ミラーを連れてマンハッタンへ向かい、怪しい廃ビルを調べようとする。しかし、その過程で新たなエスケープ・ルームへ閉じ込められてしまう。さらに、そこに居合わせた他の4人、ネイサン、レイチェル、ブリアナ、テオは、ゾーイたちと同じようにエスケープ・ルームから生還した人間だった。(wikipediaより)
冒頭数分前作のあらすじが流れるので万が一この映画だけで見ても問題ないようにはできています。主役であるゾーイとベンが過酷なゲームを生き残ったことがわかればOK。あとは次々に進むステージがどれも参加に関係するテーマになっていたのも面白かったですし、事故の規模に関わらず「唯一の生存者」という共通点があったことも後々判明。
日本でも漫画や映画などで「デスゲームもの」は結構あるので馴染み深いといううか、全部カメラで見られてて、趣味の悪い連中の見せ物になっているという構図。それを仕切るミノス社への復讐がゾーイの原動力になっており、命を救われたベンも彼女に協力。あと誰がどう見ても惹かれあってるからこの2人をまた見れて良かった。
新キャラたちもそういう「テーマに沿ったゲーム」を潜り抜けてきた生存者=優勝者なのでみんな賢いし度胸があって、途中からでも十分魅力的でした。土壇場で他人を助けようとしたり、自分勝手がいないというのも好印象。だから今回のゲームはめっちゃサクサク進みます。
帯電した地下鉄も暗号パズルっぽくてワクワクしたし、単純にビリビリバチバチ言ってる映像が派手なのも良かったんですが、個人的には2番目の「銀行」が一番インパクトがありました。みんな大好きサイコロレーザーです。
不正解のタイルを踏むとものすごい細かいレーザーが出て焼かれてしまう。少しずつ手がかりを見つけて進んでいくのはゲームっぽくて良かったし、適度なテンポで進むから自分が予想を立てる→劇中人物が試すって感じでストレスなく見れました。これキャラの方がバカすぎて「なんでわからないんだよ!」ってなっても、頭良すぎて置いてけぼりくらうのも面白くなくてバランス難しいと思うんですよね。
自分勝手はいないと言いましたが、牧師さんが自己犠牲を従ってギリギリを攻めた結果危なくなっちゃうのも良かった。自己中が暴走して、ってのはホラーの王道ですけど、善意だし気持ちがわかるから怒れない。
普通に考えたら前作から出てる2人のうちどちらかを残してだんだん犠牲になっていくのかな。と予想を立てていましたが、死に方がグロくないっ=画面には映してないのでそういう心配はしなくてOK。4番目の「酸の雨」は見てるこっちまで痛くなってきましたけどね。でも「ということはもしかしてワンチャン生きてる??」って考えも浮かんできたりして。
終盤はそれに答えを出すような展開でうまいなぁと思っちゃいました。
いろんな意味で1作目の続編だなぁって実感させる展開でしたし、またしてもルールを超えた解決方法で勝負をかける姿はめっちゃカッコよかった。最後だからものすごい緊迫感あったし、一方で「だからこそミノスはこれを見せ物にするのか」って思っちゃう。この映画を面白いと思うということは、ある意味で同罪なんだよってちょっと怖くなりますね。
最終盤は非常に予想通りというか「ですよね……」という感じ。続編あるかな。
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