具体的なタイトルは『大阪環状線 ひと駅ごとの愛物語』(S1,2)『大阪環状線 ひと駅ごとのスマイル』( S3,4) サブタイトルこそ変わっていますが基本的なスタイルは同じで、1話ごと(例外あり)に違う駅を舞台に、別々の主人公、別々の物語をオムニバス形式で放送。一応シーズン毎に毎話ちょっとだけ+OP映像に登場するキャラがいて、大抵最終話あたりで彼らにスポットが当たります。
例えばS1では環状線をめぐって写真を撮って回ってるカメラ少女がその役割なのですが、S4でも血縁者という形で再登場したり、あるいは S1の7話に登場して「美味しいシュークリームを探す」と約束した女の子が、S2でスイーツ屋巡りしてあちこち出没したりと、同じ大阪の街に生きてるって感じがして心憎い演出。特に後者はたこ焼きレインボーというグループに所属してるんですが、S4最終話で本人役で再々登場します。
(wikipediaで色々調べました笑)
一番大事なドラマ部分ですが、思春期の悩みあり、恋愛のすれ違いあり、ファンタジーあり、親子の絆あり。ジャンルを飛び越えて色んな設定があるので、どれかしらお気に入りが見つかるはず。
S1の3話は[日本民間放送連盟賞・番組部門テレビドラマ番組優秀賞]をとっていますが、確かに30分の枠とは思えない文字通りのドラマがある物語ですごかったです。『新しい海の出現』というタイトルで、村川絵梨/中山義紘 主演ですが、100万入ったご祝儀袋を無造作に投げ捨てて去っていくドレス姿の女性を追いかけたら……という始まりから引き込まれますし、「海が嫌いな理由」とか、現状に不満があるけど殻を破れない人やこれから挑戦しようとする人へのエールになってて感動的。ラストのびしょ濡れの笑顔が最高でした。
他にはシーズンまたいで3回もフューチャーされる木村ミドリ子/ 波岡一喜の親子の話もそれぞれ別のテーマを扱いながらも漫才さながらの二人のやりとりに笑えるし、ちょいちょいグッとくるしでちょうどいいバランスだし、「殺し屋なのにターゲットのそばに妖精が見えて撃てない」だの「真田幸村が乗り移る」(尾上松也のコミカル演技好き)だの、世にも奇妙な物語でありそうなファンタジー要素の話もあるし、オムニバスだからこそ恋愛や感動一色になってないのも飽きさせないで良かったと思います。
最初に触れた通りCMないと20数分なんでサクッと見られるんですよね。それで話がちゃんとしてるから満足感もある。次はどんな話なんかな〜?ってワクワクしながら楽しめました。配信だからどんどん行けちゃうけど、もったいないから少しずつにしました。
エントリタイトルにも書きましたが、2020年11月現在シーズン1&2がアマプラで配信中。プライム会員だと見られます。そして残りのS3.4はというと、【大阪チャンネルセレクト】の見放題対象。アマプラの中には「チャンネル」という、プライムからさらに派生した細かい見放題プランがいくつかありまして、その中の一つなんです。
一回も利用してなかったので、14日間無料お試しっていうのができまして(1ヶ月500円しないくらい) 見てみたんですが、ドラマはこれくらいで、あとは吉本のバラエティだったり新喜劇、さらにはNMB48関連が見放題って印象。特に驚いたのがいくつかライブ映像もあった点。アマプラのHD画質なんで、TVでみても結構綺麗でしたよ。せっかくなのでいくつか見ました。
とりあえずシーズン1.2はプライム会員ならば無料なので、どんな感じのドラマかなってお試しで見て欲しいと思います。ほとんどのキャラクターが大阪弁でしゃべってますし、大阪の街が色々見られて、関東の人間としてはそこも新鮮でした。
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