「汚れなき情事」ほかのジュノ・テンプル扮する女子高生の父親探しを描いたロードムービー。尻軽風ファッションに身を包み過激な発言の多い彼女は素行不良で特別クラスへと送られ、そこでゲイのクラークと共に課題に挑むことに。そんな折、ずっと知らなかった自分の父親の手がかりを掴んだ彼女はクラークと共に彼を探す旅にでることに。
ミラ・ジョボビッチ、ウィリアム・H・メイシー、ジェレミー・ドージアら共演。
あらすじ
1987年。女子高生のダニエルは、ふしだらな素行が原因で問題児ばかりの特別クラスに移される。そして、ある課題で内気なゲイのクラークとペアを組まされたダニエル。そんな時、母親の結婚話が持ち上がり、口論となってしまう。やがて孤独な気持ちをクラークと共有していくダニエルは、彼と一緒に実の父を捜すためロサンジェルスへと旅立つのだが…。(Yahoo!映画より)
原題のDIRTY GIRLを含めて、内容とタイトルあってないような。ずっと会いたかった父親を求めて旅をする少女と、彼女と共に行動するクラスメイトとの友情を描いた良作青春ムービーでした。
ストーリー展開としてはあらすじの通り、かつて母(驚いた事にミラジョボビッチが演じてます)と恋人関係にあったもののダニエルの存在を隠したまま別れてしまった男性(彼女の父)にひと目会おうと車を走らせるっていう感じで、ダニエル、クラークそれぞれの母親が心配し、最終的に飛行機で先回りするという部分も平行して描いてます。未婚の母であり、再婚という決断に娘を戸惑わせていることを悩む母と、ゲイであることを以上に苛立ち、きつく叱る夫を止めることができないもう一人の母。、子供の立場だけでなく、親の立場両方に感情移入できる作りになってました。
面白かったのが、学校から出された課題で、小麦粉の袋?でつくった人形を二人の赤ちゃんという設定にし、理想のパパ・ママとして過ごすみたいなものがありまして。父親探しの道中もその赤ちゃんも持ち運び、「それっぽく脚色した」日記をレポートとしてノートに書き込んでいくさまがシュールでした。
男女二人ということでロマンスはあるのかとも予想したんですが、あくまでクラークはゲイであり、途中彼の才能を開花させるシーンだったり、彼が喜ぶような展開も。ですが二人は本当にいい友だちになれましたし、旅を終えたあとのやりとりや、最後にあるサプライズ的シーンは非常にぐっと来ました。
舞台が80年台後半ということでファッションもそれを感じさせるつくりで、全体的に古き好き青春ムービーの王道、な印象。タイトルからイメージしたものとはかけ離れていましたが、かなり面白かったです。ビッチを装ってても父親を求める一人の少女っていうダニエルも可愛かったですし。ジュノ・テンプルは汚れなき情事を含め出演作いくつか見ていますが、ハマっていた気がします。
※たまにネットで見かける「日本の女子高生とイギリスの女子高生の違い」みたいな画像で使われている「聖トリニアンズ女学院」という映画にも出てます。
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