ディセンダント3 / おとぎ話のヒーロー・ヴィランズたちの子供を主人公に末えたディズニーのミュージカルムービー完結作。新たな仲間を招き入れる準備をしていた王国に新しい魔の手が……。

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「ハイスクール・ミュージカル」シリーズのケニー・オルテガ監督によるディズニーオリジナルのミュージカル作品、完結作。ヒーローたちの子孫が暮らすオラドン王国と、そこから隔離されヴィランズの子孫が暮らすロスト島。出会うはずのなかった子供たちが出会い、恋に落ちたり手を取り合う素晴らしさを描いてきたシリーズですが、さらに多くの子供たちを王国に招こうと準備中、思いもよらない事件が起きて……。
善と悪の垣根を超えた友情、恋模様を見応えたっぷりなミュージカルシーンで魅せる、大人も楽しめる作品。
ダブ・キャメロン、ソフィア・カーソン、キャメロン・ボイス、ブーブー・スチュワートがメインキャストを務める他、前作に続きチャイナ・アン・マクレーン他シリーズキャスト多数登場。ハデス役としてシャイアン・ジャクソンなど新キャラも。
あらすじ
マル、イヴィ、カルロス、ジェイはオラドン王国に招くヴィランズの子ども達を選抜するため再びロスト島を訪れる。ところが、島を覆っていたバリアが開いている間にヴィランが攻撃を仕掛ける事件が。ウーマとハデスがオラドン王国に復讐することを恐れたマルは、バリアを閉ざし、自分の故郷・ロスト島を永遠に封印する決断をするが、得体の知れない闇が忍び寄っていた。(Amazon商品ページより)


これも1~3全部オススメしたいくらいのシリーズで、1作目は2016年にこのブログでも紹介してます。
ディセンダント / 有名おとぎ話の主人公達に子供がいたら・・・華やかな王国とは正反対の、隔離された島で育った悪役の子供達。彼らが王国の高校に転校することになり・・・。
( http://xn--qfusdo8o71s.seesaa.net/article/Descendants.html )

補足的に2作目のあらすじをざっくりいうと、マルたち[だけが]オラドン王国にいったことで、ロスト島に残されたヴィランズの子供たちは恨みを抱えていて、特にかつてから縁があったアースラの娘ウーマをはじめとした海賊たちは反撃のチャンスを狙ってました。マルが早く王国に溶け込もうとするあまり魔法の力を使ってズルしてしまい、関係がギクシャク。最終的に島に帰って再び悪に戻ろうとしてしまいます。この機を逃さなかったウーマたちは逆に王国に入ってマルの恋人であるベンを自分に惚れさせるのですが、自分の気持ちに素直になったマルによって魔法は解け、怒り狂ったウーマはタコモンスターに変身、これに対しマルはドラゴンとなって追い払い、平和は元どおりというお話でした。1作目が敷かれたレールと、自分の本当の夢ってあたりがテーマでしたが、こちらは新しい環境のなかで自分を見失いそうになることや、友人だけが先に行ってしまって焦る気持ちなど、共感ポイント多数あって面白かったです。

その上で3作目なわけですが、その敵対してたウーマと一時的に手を組むことになります。上記あらすじで触れているのはハデスというヘラクレスの悪役(親世代)なんですが、王国を混乱に陥れるのは別のキャラクター。ハデスもその解決策となるアイテムとして重要なポジションですし、ある人の父親だったりします。眠らせる魔法が全体にかかってしまったせいで島に行っていた主要メンバーだけが難を逃れ、ウーマはじめ海賊連中と共になんとかしようと奮闘します。当然悪役も邪魔してきて、そのつど共闘。すぐには素直に慣れないものの、少しずつマルとウーマの距離が縮まっていくのが面白かったですし、マルが何よりの証拠ですが、生まれがそうなだけで全てが悪じゃないってことを改めて強調してて良かったです。フックの息子ハリーはちょっとナルシストだけど有能だし、ガストンの息子ギルはおバカキャラなものの和ませ担当として好きでした。いかに王国が恵まれてるかいちいち感動するんでちょっと可哀想になるほど。

あと2作目で「素直になれる」薬を飲んだことで喋れれるようになった犬デュードが今回も登場しまして、とても可愛かったです。ディズニーの動物キャラほんといいですよね。しかもこれは人間と意思疎通できるタイプだからいい。ベンを創作する時もその嗅覚で活躍したりしましたし。こっちも癒しキャラ。

ラブロマンス要素としては、マルたちはこれまででガッツリやったんで、特にイヴィがフューチャーされてました。魔法を解くためにキスをする、という時のミュージカルシーンとかとても印象的。その他にもキャラの気持ちが昂ったりした場合や、バトルシーンなどでは色んな曲が流れますので、今回もめちゃくちゃ楽しめました。でもなんといっても一番グッときたのは、映画終盤に差し掛かり、絶望的になったマルが決意を漲らせながら歌う曲。過去作の映像を流しながらなので色々思い出してこっちまで泣けます。

ディズニー作品なんで最後はハッピーエンドなんですが、混乱を解決しただけじゃなくて、ちゃんとマルの成長としても描いてるところがいいです。劇中の中でも彼女なりに色んな葛藤があって揺れたと思うんですが、最終的に導き出した答え。一貫したテーマでもあると思いますが善と悪の垣根なんてないっていうのを体現してくれててほんと爽やかに追われました。もちろんダンスで締めますしね。

残念なことにカルロス役のキャメロンボイス君は20歳の若さで持病のためこの世を去ってしまい、この作品が遺作となってしまいました。映画ラストには彼に対する追悼の映像(みんな君が大好き)が流れます。4人の中では一番陽気だし、2作目の淡い恋模様とかすごく魅力的なキャラクターだったので、ニュースを知った時もそうですがほんとにショックです。
彼なしでの製作は考えらないということもありシリーズとしてはこれが完結篇ですが、3作に登場した楽曲をリミックスしたダンス番組が放送される予定みたいですし、これの他にもアニメシリーズやショートムービーもあるのでそちらもぜひに。

Dlifeで19年12月に録画、もったいなくて見れていなかったのですが、ディズニー+にて吹き替え版を視聴。




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