ジム・キャリーとジェフ・ダニエルズ、さらには監督のピーターファレリー&ボブファレリーと前作のスタッフキャストが再集結して20年ぶりに帰ってきたおバカ系ムービー。DUMB AND DUMBER(おバカ&もっとおバカ)というタイトルに偽りなく、半端じゃなく間抜け、だけど愛しい二人の珍道中再び。
あらすじ
20年にわたり、精神病院に入院している相棒ロイド(ジム・キャリー)の見舞いを続けてきたハリー(ジェフ・ダニエルズ)。ある日、ハリーが腎臓病を患っていることが発覚する。それをロイドに打ち明けると、彼は精神病のふりをしていたことを告白。20年を費やしたドッキリに大笑いしたところで、彼らはハリーに腎臓を提供してくれるドナーを探す旅に出ることに。さまざまな場所でおバカな騒動を巻き起こしていくが、さらなるおバカな者たちが旅の道中で彼らを待ち構えていた。(シネマトゥデイより)
ジムキャリーの作品はほとんど見ていたのにこの1作目は見逃していて、つい最近Netflixで見たばかりだったのでその記憶も鮮明のまま続編を見ることができて幸運でした。リアルに20年経っているので主演二人も実際に歳を重ねているっていうのがリアルで、それなのに全然変わってないというおかしさ。あらすじでネタバレされちゃってますけど、ドッキリのためだけに20年入院してたっていう冒頭からバカじゃないの(褒め言葉)って感じで最高。
相変わらず下品なジョークも健在ですし、製作者は鳥に恨みでもあるのか?っていいうくらいブラックなネタが今回も。隣に住んでいた目の見えない少年がまた出てきました。1作目、彼に死んでしまった鳥を売りつけるという鬼畜なことをしていましたが、今回も「メモを書いたから伝わるはず」ってアレなネタを。
前回は起き忘れていったカバンを届ける旅で、それが結果的に身代金目的の誘拐犯を妨害する形になっていましたが、今回も裏では殺人計画が。財産目当ての悪い妻とその仲間である使用人をとことん振り回して、一人は例によって悲しい最期を遂げてしまいます。本人たちのおバカゆえの怪我の功名的なラッキー。予想できるんですけど面白い。
おまけにヒロインである娘ペニー(レイチェル・メルヴィン)も主役二人に負けないくらいのおバカっぷりですごい。しかも彼女を養子として引き取ったのが天才科学者っていうからそのギャップがね。いくら娘とはいえ、普段からかなりストレスになってるんじゃないかな、と他人事ながら心配しちゃいましたよ。見てるぶんには面白いんですけどね。妄想の中で敵を倒してヒロインに好かれるっていうイメージ映像が懐かしい。だから、あれ?なんだかんだでハリーとお似合いじゃないの?と思い始めてからのあの流れは。最終的なオチはちょっと予想外でした。
それと実際はかなりの幸運なのにそれに気がつかないっていうギャグも健在。あの宝くじはもったいなさ過ぎ。ラストシーンも前作のオマージュっぽくて笑いました。ちなみにジャケットに使われている犬の形をしたワゴンは「1作目に出てきたんだな」くらいに思っておけばいいかも。
はっきり言ってしまうとくだらないの一言なんですが、それを主演の二人が全力でやっているおかしさ。世界観を維持してて続編ではあるもののそのおバカっぷりにニヤニヤするタイプの映画なので1作目を見てなくても問題ないと思います。
ただハリーとロイドの友情とかより感情移入はしやすいと思いますし、だからこそ「娘の相手にはふさわしくない」って言い切ってしまった時の気まずさとかもっと楽しめるとは思います。可能なら連続で見ることをおすすめ。
DVDレンタルにて吹き替え版で視聴。
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