ドラゴンボール超(スーパー)ブロリー / 過去に劇場版3作で登場した強敵、ブロリー。TVアニメ「DB超」の続編の物語として、リブート。戦力拡大をもくろむフリーザ、彼の部下が辺境の星で戦闘力の高いサイヤ人を発見するが……。

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「伝説のスーパーサイヤ人」として劇場版3作品に登場していた強敵ブロリー。筋骨隆々の姿や圧倒的なパワーなど、原作やTVアニメ本編に出てこないものの人気を博していたキャラがついに正式に参加。TVアニメ「ドラゴンボール超(スーパー)」の続編として製作され、新たな設定でリブートされた悟空、ベジータとブロリーとの戦いが描かれる。監督はアニメのシリーズディレクター長峯達也。
悟空と同時期にサイヤ人として生まれたブロリーはその戦闘力のポテンシャルの高さゆえ大事にされると同時に王から疎まれてしまい、辺境の星に飛ばされてしまう。父パラガスと共に、フリーザによる惑星ベジータ破壊という危機からは逃れらたものの過酷な環境での生活を強いられていた。それから時は経ち、フリーザの部下がブロリー親子を発見。ドラゴンボール回収、そしてリベンジのため地球へと向かう彼らと同行するが……。
野沢雅子、堀川りょう、中尾隆聖らお馴染みのキャストが並び、ブロリー役は過去作同様島田敏。桐本拓哉、杉田智和、水樹奈々らも参加。
あらすじ
孫悟空は「力の大会」が終わった後も、自身の能力を高めるために修行に精を出していた。ある日、悟空とベジータの前にほぼ全滅したはずのサイヤ人ブロリーが現れる。異なる道を歩んできた三人のサイヤ人が地球で出会い、さらに悟空へのリベンジをもくろむフリーザも巻き込んだ闘いが始まる。(シネマ・トゥデイより)


元々過去のドラゴンボールの劇場版は鳥山先生がお話を考えてない関係で原作やTVアニメとはパラレルっぽい感覚があったのですが、「神と神」「復活のF」そしてTVアニメ「ドラゴンボール超(スーパー)」は原案、脚本でガッツリ関わってるいわば「正史」という認識。(少なくとも僕の中で)
なのでリブート作品であると同時に、TVアニメの続編であるため、ブロリーやゴジータが正式に登場!したということでもあります。「ドラゴンボール超」の劇場版1作目という扱いですし。

なので仮に過去の映画でブロリーを見てきた人も、見てなかった人にも楽しめる映画になってまして、一部変更点が加えられています。何より想像以上にフリーザが絡んできたのはびっくりでしたね。サイヤ人にとって星を破壊したとあっては因縁どころの騒ぎじゃないんですけど、最序盤の回想シーンからいかに凶悪な存在であったのか改めて描かれたことで悪役だなぁって実感しました。ドラゴンボールは基本戦った宿敵もなんだかんだ仲良くなるパターンも多いですが、これは許しちゃいけない奴だ。
順番が前後してしまいますが、ブロリーをより強くするために最低のゲス行為を働きますし。すでにゴジータが登場することは書いてしまいましたが、フュージョン(合体)を成功させるまでの間、ずっとブロリーの相手をさせられることでちょっとだけ溜飲下がります。まあフリーザの株も下げないようにボロボロになるわけではないんですけど、結構一方的に押されてました。

お話の流れ的にはその惑星ベジータが破壊された時期を中心とした回想シーンと、舞台を現代にうつして強者だらけのバトルって感じ。具体的には、ブロリーVSベジータ、ブロリーVS悟空、(ブロリーVSフリーザ)、ブロリーVSゴジータの順番。嬉しいことにベジータの戦闘シーンもかなり力を入れて結構な時間描かれますので、すごいワクワクしながら見れましたね。単純に「悟空の前座」とかでは全くなかった。超サイヤ人とか、段階を経て少しずつスケールアップ、それに対してブロリーもどんどん成長して拮抗してくる的な演出だったのでどっちが強い弱いの話じゃないですし、回想でそれぞれの親の確執(ベジータより潜在能力高いからブロリーは僻地に飛ばしてやろう)をやってたので本人たちこそ知らないものの、燃えるものもありますし。(確か過去の映画だと悟空の隣の保育器で育てられてて、「カカロット」との因縁の方が強かった記憶)
ちなみに悟空が地球に送られる流れも含んでいて、フリーザのヤバさに気がついた父バーダックが命を助けようと、というように意外に(?)優しい一面を見せたりしてました。

もちろん悟空との戦いもベジータ戦と負けないくらい迫力満点で、流派の違いというか「強い相手とやれてワクワクしてる」のがこっちまで伝わってくる気がしてこれもまた面白かった。体がぶつかり合う音だけで響き渡る、みたいなお馴染みのあれとかやっぱりバトルシーンの演出はドラゴンボールが原点にして至高だなぁとしみじみ感じます。エフェクトというか映像表現もDBZのTVアニメからグッと上がってるのでそこでさらに見応えがありますし。ものすごいヤバイ奴らの戦闘だな、と実感させます。劇中でも、悟空たちが戦闘してて街を壊しかねないから別荘にやってきたという会話がありますし、ブロリーとの戦闘は人がいない極寒の地で行われましたがものすごい被害だったと思います。

そして満を辞して登場するゴジータ。ベジットもドラゴンボールの中でも特にかっこいいキャラですけど、ゴジータはゴジータで好きですね。特に変に調子に乗ってないというか、「カカロット」ではなく「悟空」がより前に出てる感覚、ちゃんと弁えて戦ってるように見えます。前述の通りフリーザの策によってブロリーが手をつけられないくらい強くなっちゃったので、真打ち登場って期待値も相当上がりましたし、それを裏切らない活躍で魅せてくれて最高でした。肉弾戦もガッツリやる反面、ベジータがよくやる気功弾めっちゃうつ技をやってみたり、かと思えばゴジータオリジナルをカッコよく決めたり。そしてやっぱり決着は「かめはめ波」かな、と思ったら……。

過去の劇場版ブロリーでもなんか切なくなった覚えがありますが、今回も強大な力を持ってしまったが故の悲哀みたいなもの結構描かれていて、特に腰巻のエピソードとか泣きそうになったんですけど、そこに新キャラのフリーザの部下たちが絡んで、こう救いがあるというかジーンとくる演出になってたのは良かったですよね、なるほどそういう形でこのバトルを終わらせるのか、みたいな驚きと、でもこれで良いよねという納得。
特にそのあとの悟空の行動とかやりとりがまた泣かせるっていう。最後に名乗ったときに「カカロット」とサイヤ人名まで伝えちゃったのが、若干不穏と言いますか、過去作見てるとどうしたってまた戦うんだろうなという予感が。フリーザも諦めてなさそうでしたからね、いろんな意味で続編期待しちゃいます。

最初に書いた通りブロリーというキャラを知っている人もそうじゃない人(「DB超」アニメから入った人)もめちゃくちゃ燃える、ドラゴンボールのツボをおさえた作品でした。戦闘中キャラの名前を連呼する挿入歌と実況のハイブリットみたいな演出が入るんですが、そこもとても良かったです。

1月14日よりAmazonプライムの無料対象になったので、速攻で視聴。最高でした。

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