シルベスタスタローンの代表作の一つ、「ロッキー」シリーズ。第6作『ロッキー・ザ・ファイナル』から約10年、再びロッキーバルボアが帰ってきました。
物語の主人公はアドニス・ジョンソンという青年。ボクサーとしての才能に恵まれた彼は、ロッキーを訪ね、彼にだけ「自分がアポロの息子だ」と告げる。トレーナーになることを依頼されるも、最初は断るロッキーだったが・・・。
シリーズの魅力を入れつつ、人生について考えさせられる感動作。
あらすじ
クシングのヘビー級チャンピオンであったアポロ・クリードの息子、アドニス・ジョンソン(マイケル・B・ジョーダン)。さまざまな伝説を残したアポロだが、彼が亡くなった後に生まれたためにアドニスはそうした偉業を知らない上に、父との思い出もなかった。それでもアドニスには、アポロから受け継いだボクシングの才能があった。そして父のライバルで親友だったロッキー(シルヴェスター・スタローン)を訪ねてトレーナーになってほしいと申し出る。(シネマトゥデイより)
ガチ泣きしました。笑。ロッキーの上映時間中の内訳、と題して、「トレーニングシーン」がどのくらい、「試合のシーン」がどのくらいか、っていう分布を表にしたものを、以前ネットで見たことがありますが、シリーズのストーリー展開は基本的に超分かり易くなっていて、強いライバルがいて、練習して、そして戦うっていう感じ。そこに恋愛模様だったり、親子の絆だったりを絡めて、よりグッとくるようにできてるわけでして。今回もそれに準じて、分かり易い、だけど胸が熱くなる、そんなお話でした。
あらすじにもある通り、主役はあくまでも黒人青年のアドニス。彼が偉大な父という存在をどう捉えているのか。アポロの名前で有名にはなりたくない。でも受け継いだボクシングの力を試してみたい。複雑な思いも共感できましたし、だからこそ終盤にプレゼントされた勝負服のシーンは涙を誘いました。
かつてのロッキーをなぞるように、師匠とその友人たちの指導でメキメキと強くなっていくアドニス。ランニングしていると周りに人が集まってくる演出とか、非常にかっこいい。
一方でロッキー自身もこれまで以上に時代の流れを感じさせるシーンが多々あり、トレーニングメニューをスマホに録画、クラウドにも保存したよと言われて「雲?」って言ってみたり、おじいちゃん感が。そして中盤に明らかになる病魔。よりによってエイドリアンと同じ病気とかね。それに対する彼の反応とか、「そんなこと言わないで」と思う反面、気持ちもわかるし。辛かったです。
分かり易い、と言ったらおかしいですがそう言った「人生の困難」に直面した時どうすればいいのか。鏡を前に「いつだって目の前にいるのは自分自身」だとか、「一歩ずつ、一発ずつ、一ラウンドずつ」だとか、生きる上での勇気をもらう言葉が色々と出てきて、かなりジーンときちゃいます。
もちろん肝心のボクシングシーンも見ごたえバッチリで、手に汗握るとはこのこと。一緒になって体を揺らしちゃいます。あくまで主観ですが、見終わった人の半数は、シャドーボクシングしちゃうんじゃないかな。
最後に最後に超有名なあの場所を持ってきて、あそこでああいう言葉が出てくるっていうのはこれまでのシリーズを少しでも見ていると余計に心に刺さると思います。原題はクリードのみですが、副題の「チャンプを継ぐ」って部分が彼の父であるアポロと、そして師匠ロッキーの2人にかかってるので本当素晴らしいと思う。
きれいに終わってるのにまた始めなくても、なんて考えが一気に吹き飛びます。
もちろんシリーズを見たことない人もこれ単体で楽しめますので、ぜひに。
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