ウィル・スミス主演の他、エドワード・ノートン、ケイト・ウィンスレット、ヘレン・ミレン、キーラ・ナイトレイら豪華キャストで送る感動のドラマ。監督は「プラダを着た悪魔」などデヴィッド・フランケル。
広告業界で成功したものの、娘を失ったことをきっかっけにすっかり抜け殻状態になってしまったハワード。そんな彼を心配しつつも、会社の存亡も危うくなっていることを案じた仲間たちは、ある作戦をたてる。それは、「愛」「時間」「死」と、彼を会わせることだった。
あらすじ
広告代理店の代表として成功してきたハワード(ウィル・スミス)だったが、愛する人を失ったのを機に仕事も私生活もままならなくなってしまう。やがて会社の業績も悪化し、社員たち(ケイト・ウィンスレット、エドワード・ノートン、マイケル・ペーニャ)も気が気ではない。そんな中、ハワードは舞台俳優たち(キーラ・ナイトレイ、ヘレン・ミレン)との出会いによって、少しずつ変化していき……。(シネマ・トゥデイより)
上記あらすじや予告動画で普通に「舞台俳優」とネタバレされている通り、3人の[概念]は、人間が演じてるだけなんですよね。クリスマスキャロルみたいに妖精っぽいのをイメージしてたので、見はじめてあれ?ってなりました。となると騙されるハワードかわいそうな気がしますし、もしかして途中でバレたしないのかなって不安が。
でも見ていくとわかるんですが、この映画の主人公はハワードだけではないんです。予告動画で黒人の女性と抱き合ってるシーンが映りますが、例えばピアカウンセリング。「子供を亡くした親」が集まり、自分の言葉を言ったりただ黙って聞いたり。ハワードの抱える悲しみは、他の人にもあるってことなんです。
そして同僚たちにもそれは言えて。離婚したことで娘との関係がうまくいかないこと。家族を持つことに悩む女性。そして、誰にも告げてない持病のこと。これがちょうど舞台俳優たちの担当と絶妙にリンクしていて、3人に対してハワードがぶつける「感情」のシーンだけでなく、同僚たちと3人とのやりとりもかなり印象に残りました。
そして作戦は予定通りに進み、ついにサインをするハワード。この時の2枚目の書類の意味を知った時の衝撃。本当に切なかったです。
映画が終盤に差し掛かると、2つほどサプライズが用意されていまして。片方は割と予想しやすいと思うんですが、もう片方はね。ちょっと意外なところだったのでビックリしました。そこで改めてこの映画の意味がわかったような気がします。
悲しみの深さに差はあれ、誰もが色々な物を抱えて、日々生きている。それと向き合うのはとても大変だけど、一人ではないんです。それは「他の人もそうだからあなたも泣き言を言うな」ではなくて、「痛みがわかるからこそ寄り添える」「一緒に受け入れていく」と言うことなんだろうなぁって感じました。
90分と短めですがグッとくるシーンかなりあり、印象深いクリスマス映画の1本になりました。
スターチャンネルにて吹き替え版を録画、視聴。
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