スカイライン-奪還- / 低予算ながら話題作となったSFパニックアクションの続編。前作のあの事件を別の登場人物を主人公にして描く。アクション要素モリモリ、今回もああだこうだ言いながらワイワイ楽しめる作品。

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ほとんどを高層マンションだけで撮影し、CG技術という力技で低予算ながらも(ツッコミどころとともに)話題となったSFパニック作品「スカイライン征服」その映画が数年ぶりの続編がこちらで、時系列的には前作の「宇宙船の襲来」と時を同じく、ただ別の人間たちの模様を描くというスタイル。なのでこの作品だけ見ても問題なしです。
人々を吸い上げる謎の宇宙船によって大混乱の街で、LAの刑事マークやその息子トレントらは必死の抵抗を続けるが、ついに捕獲されてしまう。しかし他とは違うエイリアンの存在によって助かり、舞台はさらに別の国へ。後半怒涛のアクション要素など、例によって予想を裏切るはちゃめちゃな展開にワクワクの連続。
主演は『戦狼 ウルフ・オブ・ウォー』のフランク・グリロ。ジョニー・ウェストン、イコ・ウワイスら共演。
あらすじ
世界は、突然現れ人々を吸い上げる宇宙船によって混乱状態に陥っていた。ロサンゼルス市警の刑事マーク(フランク・グリロ)も息子のトレント(ジョニー・ウェストン)と一緒に宇宙船に吸い込まれるが、エイリアンになった後も人間の心を失わずにいたジャロッドと出会い、船を破壊することに成功する。だが宇宙船は、彼らを乗せたまま内戦中のラオスに墜落してしまう。マークは生後間もないジャロッドの娘を連れて宇宙船から脱出し、スア(イコ・ウワイス)率いる反政府組織のアジトに身を隠す。(シネマ・トゥデイより)


前作見なくてもOKとは言いましたけど、上記あらすじで普通にジャロッドって名前出ちゃってるので書きますが前作主人公が「エイリアンになってもある程度自我がある」という設定で奥さんともに出てくるので見ていた人は燃える展開ではありますし、未視聴なら未視聴で、妻への愛でそう奇跡が起きたという漠然とした解釈でも問題なしです。一応。

WOWOWで吹き替えで録画したために字幕も表示できたのですが、例えば彼の場合だとジャレッド"号"という風に「号」って文字が使われてるのも面白かったですし、ドローン型の唸り声、とか公式名称なのか定かではないにせよ音声だけでは分からない部分も見れてちょっと嬉しかったですね。

本編自体の構成としては混乱の中生き残った人間の要素というか無力さを描く序盤から、やっぱりダメで宇宙船に捕獲されてしまう中盤、そして部隊を別の国に移しての徹底抗戦の様子と大きく分けて3つのパートがあり、ちょっとお得感がありました。とはいえ別の見方をするとその後半ガラッと雰囲気が変わるところはビックリしちゃうかもしれません。監督がインドネシアの「ザ・レイド」という作品に惚れ込んで出演者を読んじゃったという、もう「彼が撮りたいアクション」ありきで作ってることを隠そうともしないところが個人的には「むしろ笑える」って感じなんですけどね。違う映画が始まった感じすらあります。
ただそういう理由でのキャスティングなのでアクション自体の迫力はめちゃくちゃカッコよくて、前半で散々苦しめられた相手に生身の肉体で立ち向かっていく、そしていい勝負をするっていうのは燃えます。だてに邦題に「奪還」なんてつけてないよなーって感じ。主人公チームを円を作るように立ち、一人一人をぐるーっと写してのバトル開始!っていう(最近でいうとアベンジャーズとかが好きなアレ)流れもすごく良かったです。

青い光、も重要な要素なので、ここ数年に多い「●●してはダメ」系映画よろしく、盲目の登場人物が何かのキーになるのかなーって予想しながら見てたんですが、そこはあんまり関係なかった。でもかなり存在感あるキャラクターだったのでとても印象に残っています。そもそも息子トレントの行動にもツッコミどころありますし(完全に主人公の足枷って感じで笑います)序盤からのキャラはみんな濃くてそのやりとりも見てて楽しかった。

最初に触れた、人間側のエイリアン・ジャロッドも設定自体はすごくグッときますし、彼の意思をついだ主人公がエイリアンの武器を手に戦うという展開も熱かった(腕にはめて、針みたいなのがジャキンって出てきます。)後半でアクション要因が多数増えても、そうやって主人公自体の見せ場もきちんとあったのも好印象でした。まあそうしないとほんとに物語がバラバラになってたと思いますし。

それと意外だったのがちゃんと続編も作れそうな形で終わったところ。前作から7年もかけてるし、やり残したことを全部やり切りたくて作ったのかなーって思ってたからまだ構想あるのかい!とビックリしましたし、次は彼女が主人公なのねーと結構楽しみにしてる自分もいたりして(笑)前作もラストのクレイアニメ?ジオラマがとても印象的でしたが、今回の「次回、舞台は〇〇へ!」なのもまてけてないです。

クオリティが低いという意味ではないですが、B級映画が好きという人ほど気に入るタイプの作品だと思いますので、「大ヒットした映画の2本目」としてではなく、トンデモSFアクションとして、ワイワイ楽しむことをおすすめします。

WOWOWにて吹き替え版を録画、視聴。

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