バンブルビー / トランスフォーマー実写版に登場するオートボットを主役にしたスピンオフ。劇場版1作目より以前、彼が地球にやってきた1987年当時を描く。廃品置き場で古い車を見つけ修理したチャーリー。しかしその車は特別で……。

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過去に5作も実写映画が作られてきた「トランスフォーマー」シリーズの最新作は、主役級オートボット、バンブルビーにスポットを当てたスピンオフ。1887年、一足先に地球にやってきた彼がどのように過ごしていたのかを、一人の少女の交流をメインに描く。主演はヘイリー・スタインフェルド。
これまで通り製作にマイケルベイやスピルバーグ監督が名を連ねるものの、メガホンを取るのは『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』などのトラヴィス・ナイト。CGを駆使したロボット同士のド派手アクション要素もありつつ、人間と機械の絆が深まっていく感動ストーリーが進んでいきこれまでとまた違う魅力あふれる傑作映画。
日本語吹き替えとして土屋太鳳(主人公)、志尊淳らが参加。

あらすじ
1987年。18歳の少女チャーリー(ヘイリー・スタインフェルド)は居場所がなく、孤独な毎日を過ごしていた。ある日彼女は、海沿いにある小さな廃品置き場で1台の黄色いボロボロの車を見つける。彼女は、この車をバンブルビーと名付けて直そうとするが、それは普通の車ではなかった。(シネマ・トゥデイより)


予告動画からもだだ漏れなんですけど、もうビー(バンブルビー)が可愛すぎて可愛すぎて。これたまたまトランスフォーマーのスピンオフで、オートボットなだけで、描写とか魅力とかはもう「ET」とかそういうジャンルなんです。敵にやられてるのもあるし、地球の文化を知らないってのもあるしで「ちょっとおまぬけ」な部分があるので過去のトランスフォーマーシリーズとの印象のギャップでさらにやられます。

あらすじを補足すると、故郷の星がピンチになり仲間より一足先に我々の住む地球にやってきたバンブルビー。後から司令官であるコンボイとかがくるので準備してろってことなんですけど、敵であるディセプティコンたちに見つかってしまい消耗。声帯システムを損傷してしまいます。ボロボロの状態で隠れていたのを主人公サリーが発見して修理して……というお話なので、過去作品で当たり前のようになってる「バンブルビーという名前」誕生だったり、「ラジオをつぎはぎして会話」しはじめることだったり、全てのはじまりが描かれるわけです。

そのトランスフォーマーシリーズといえば大量のオートボット、ディセプティコンが登場し、ロボットの状態やら変形まえの乗り物の状態やらお構いなしに大迫力のバトルシーンが描かれ、CG技術すげー、爆発すげー!ってなってたんですけども、逆にいうと画面上がものすごいワチャワチャしててキャクター一体一体が見えにくいという部分も少ならからずあった気がします。その点今作品は主人公のバンブルビーに対して冒頭で1体、そして追手として2体敵が出てくるだけなので画面上もとても見やすいですし、それぞれの武器の違いなんかもより分かりやすくなってましたね。80年代ということもあって古き良き車に擬態するのもカッコ良かった。ちなみにバンブルビーは今作ではジープののちビートルになります。この辺の変更がより可愛さを強調してるんですよね〜。まあ最後の最後でお馴染みのカマロになり、ちゃんと1作目に繋がるのでご安心を(笑)

車という設定なので過去作同様にカーチェイス的なシーンも多く見応えがある一方で、事情を知らない母親がバンブルビーに乗ってしまいヒヤヒヤしながら追いかけるなんてシーンや、最終的に本編からはカットされてしまいましたが蜂の巣を取り払ったりホース片手に洗車するなんていう流れもあって微笑ましかったです。チャーリーにとって車を整備するっていう行為がとても印象的に描かれてるんですよね。仮にこれバンブルビーじゃなくてもとても大事にしてただろうなってのがよく分かる。

そんなチャーリーの主人公としての描写もすごく感情移入できて、父親をなくした悲しみとかをまだ完全に折り合いがつけられなくて、新しい恋人がいる母や普通通りにしてる弟とどこか距離を置いてしまう。才能があった飛び込みもやめて、バイトと車いじりだけの日々になってしまった彼女。ビーと出会ったことですっごい顔が生き生きしてくるのが見てるこっちまで明るい気分になりましたよ。ずっとあしらわれていた隣人のメモ君も、嫌いなわけじゃなく新たに他人との関係性をもとうとしてなかっただけだろうなぁって。世間にバレるまで、ビーのことは二人だけの秘密っていうのも青春映画ぽくて良かったです。

お話の展開的には地球人、というか軍を利用したディセプティコンの包囲網によって最終的にバンブルビーの居場所がばれ、そこから地球のウッめいを握るバトルへ向かっていくのですが、ここでトランスフォーマー節、あるいはマイケルベイ節なのかド派手バトル要素ガッツリ出ますのでお楽しみに。前述の通り登場キャラが少ない分すごく分かりやすくて見応えありましたね。チャーリーもかなり危険なことやっててまさにチームワークの勝利。しかもずっと敵に肩入れしてた軍人さんが……というのも胸熱ポイント。

全体を通じてユーモアも多く、予告動画でも使われてる、留守中にいろいろやって家がめちゃくちゃになるところは爆笑。怒られてシュンとなるところも良かった。大抵の映画だとメモ君が担当しそうな「やるときはやる」を意外な人物がやるのも笑いましたね。子供も乗ってたからああいう結末になったのだろうけど、すごいドライビングテクニックでした。

時系列が逆ですがトランスフォーマーシリーズにチャーリーが登場しないので最後はああいう流れになってしまうのは予想できましたが、寂しさよりも爽やかさの方が勝る素敵な終わり方でそこも良かった。こんな時期があったんだ、って思ってもう一度シリーズを見返したくなる感じ。最後あたりにツーショット写真がとても幸せそうで好きです。

これまでのシリーズ作品ファンはもちろんの事ながら、初めて見る人、「ロボットが出てくる作品?別に……」って印象の人にもぜひ見て欲しい、トランスフォーマーでありながらも別の魅力が溢れてるハートフルなアクション(?)作品でした。

準新作88円クーポンにてレンタル。Blu-rayにて吹き替え版を視聴。カットされたシーンなどいろいろと映像特典も入ってました。いずれソフト購入しちゃうかも。
19年12月末にAmazonプライムの会員無料の対象になる予定らしいので、待てる方はそちらでもどうぞ。

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