共演は、杉咲花、吉沢亮、真野恵里菜、小柳友、八乙女太一ほか。
(画像にライオンを使っていますが、コンは出ません。)
あらすじ
霊が見える高校生・黒崎一護(福士蒼汰)は、ある日突然人の魂を食べる悪霊「虚(ホロウ)」に襲われる。そこへ死神を自称する少女・朽木ルキア(杉咲花)が現れ一護を救うために「虚」と戦うが、深手を負ってしまう。ルキアは、本来は人間に与えてはならない死神の力の一部を一護に与える。(シネマ・トゥデイより)
冒頭に書いた通り「死神代行編」はかなり序盤の方ですので個人的にはすごく懐かしい感じで、久しぶりに1巻から読み返してるような気分になりました。と、同時に霊感は強くて幽霊と会話できるものの、それ以外はごく普通の高校生だった主人公がそれまで知らなかった世界に巻き込まれるっていう展開なのでかなりわかりやすく、視聴者とシンクロしながら「そういうものがあるのか」ってなれるのは良かったと思います。そう、原作未読でも十分に理解できます。
簡単にいうと、成仏(魂葬)できなかった霊が「虚(ホロウ)」っていうバケモノみたいになっちゃうので、死神がその刀(斬魄刀)で斬って成仏させてあげるっていう感じです。基本的に死神も虚も人間の目には見えなくて、竜巻が起きてる?という風にしか感知できない模様。そのあと記憶の改ざんもさせられますしね。だから映画序盤まで一護もその存在を全く知らなかった。
ただ映画的に盛り上げるためにかなりカットというか展開を早めているので、滅却師(クインシー)の石田くらいしか同級生の掘り下げがあまりされてなかったのがちょっと寂しい気もしたり。ただ「残念ながら一護は」「生きてるよ」の天丼(同じことを繰り返しいうギャグ)は寒いのを通り越して笑えました。
そして石田がね、典型的なライバルポジションとして描いて、原作同様に共闘するシーンがあったのが嬉しかったです。メタ的なことを言うと、吉沢亮くんは福士くんの代表作「仮面ライダーフォーゼ」にて、主人公ライダー、相棒ライダーとして共演した仲ですので、リアタイ視聴した身としてはそう言う意味でも燃えました。『勝負の前に君がやられちゃ困るから、手助けしてやる』ってキャラ、ほんと好きだ。
メイン要素であるアクションですが、佐藤信介監督で、アクション監督として下村勇二(いぬやしきや亜人で触れたはず)という布陣なのでかなり見応えある映像でしたし、虚の気持ち悪い造形だったり、蛇尾丸(長く伸びる蛇腹剣)だったり、CG部分もそれなりのクオリティで頑張っていたと思います。と言うかオカルト要素が強めで、虚はマジで夢に出そうでした。特に虫が苦手なので、クモ型とか……。
非常にわかりやすい「修行シーン」を経て、序盤から言われていた強敵とのバトル、そこからさらに一番の問題であった他の死神達とのやりとりと言う風に展開しますが、前述の通り蛇尾丸を使う恋次とはガッツリ戦うものの、ルキアの兄とは「圧倒的な力の差」を見せつけられるだけで本格的な戦いって感じはしません。バケモノと戦いと、人間型とのチャンバラ、両方見れて楽しかったですけど。
そうそう、いくら見せ方が上手くても役者が下手じゃ意味ないですからね。福士くんは他の作品でも結構アクション披露してきましたけど、この映画でもかなりカッコ良かったです。特に斬魄刀がめっちゃ大きいのですけど、そう言うのをちゃんと感じさせる振り方してますし、ボロボロになりながらも執念で戦う、みたいなのがちゃんと伝わってきました。
これも例によって、原作に思い入れが深いほど気になる部分が多くなるタイプの作品だとは思いますけど、1つの作品としてキリよくまとまってますし(と、同時に続編作れるようにしてあるのですけど)、原作を懐かしんだり、知らなくてもこれきっかけで漫画を手に取りやすいそんな映画だと思いました。
WOWOWにて録画、視聴。
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