アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー / MCU10周年の集大成。史上最強の敵サノスを前に、ヒーロー達が集結。さらなるパワーアップを阻止するため、インフィニティストーンを守りきれるか!?

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インクレディブルハルクからはや10年。これまで色々なヒーローを主役にしてそのユニバースを広げてきたMCUの集大成的作品。それがインフィニティウォー。ヒーロー達が集結する映画としてはアベンジャーズ、アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン、(シビル・ウォー/キャップテンアメリカ)に続いて4作品目となりますが、今回は初めて「ガーディアンズオブギャラクシー」の面々も合流。
ホークアイ、そして現在2作目が絶賛公開中のアントマン以外の全てのヒーローが登場します!
これまで何度か登場した不思議な力をもつアイテム「インフィニティストーン」それを求めてサノスという男がついに攻めてきます。ヒーロー達はそれぞれの場所で必死に戦いますが……。
紹介するまでもなく豪華スター共演。これまでなかった、意外な組み合わせ同士のの掛け合いも見所。
あらすじ
それぞれ異なるパワーを持つインフィニティ・ストーンが六つそろうと、世界を滅ぼせるほどの力が得られるという。アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)、スパイダーマン(トム・ホランド)らアベンジャーズはほかのヒーローたちと共に、インフィニティ・ストーンを手に入れようとたくらむサノス(ジョシュ・ブローリン)に立ち向かうが……。(シネマトゥデイより)


もはや説明不要、って感じのヒーロー大集合映画ですが、流石に10年もやって、MCU作品も膨大になってきただけあって全部追えてないっていう人も多々いると思います。そこはご安心を、とりあえず出てくる人たちはみんなヒーロー。何かしらのパワーを持ってこれまで色々戦ってきて、一部は考え方の違いなどでしばらく距離を置いてた。だけどサノスっていう敵が地球に来るって知って再び手を取り合い、守るために戦うよーってお話なので非常にシンプルです。

劇中でも説明されますが、これまで複数の作品をまたいでチョイ見せされてきた「インフィニティストーン」例えば「アベンジャーズ」で出てきた水色の立方体(スペースストーン)とかです。サノスは宇宙に散らばった6つ全部をその手に納め、強大なパワーを手にしてとんでもないことをしようとしてます。それがほんとに「マジか……」って事なんで、ヒーロー達はもう必死になって守ります。

知らない人のための簡単な解説はここで終わりにするとして、ずーっと追ってきた身としてのネタバレにならないレビューをすると、本当にもう最高でしたね。まずはシビルウォーで別れていたキャプテンアメリカチームとの合流。暗闇の中に誰かいる!からの登場はめちゃくちゃカッコ良かったし、宣言通りピンチになったらほんとに助けにきたっていうカッコ良さ。元気になったローディとの再会含めて泣けます。

高慢キャラがカブってるな、と若干思ってたドクター・ストレンジとスターク社長の半ば喧嘩みたいなやりとりはコミカルでもあるしアベンジャーズ1作目のやりとりが懐かしかったです。そこにバナー博士がいるも……ていう展開はいいですし、少年という事で一歩守れた立場にいるスパイダーマンの存在も画面が明るくなっていい。今回もわざわざ「古い映画」って煽るのがまた。エイジオブウルトロンのスカーレットウィッチとホークアイほどじゃないですが、アベンジャーズに正式加入するシーンはグッときます。

明るいといえばガーディアンズがね、そこだけムードが違うのが良かった。今回もお話は基本シリアスだし、サノスについては1番絡んでるはずなのになんかこうノリノリ。ソーと合流するのですが、対抗意識燃やして声を低くするスターロードが笑えます。吹き替え山寺さんだし、ほんとに低いし。

直近のヒット作ブラックパンサーも特に終盤のバトルがワカンダを舞台にしてるだけあって印象も強めですし、王という立場での、地球を守るための決断みたいなのもとても良かった。ワカンダフォーエバーは一緒になって叫んでしまいますよ。ここでもかなりヒーロー同士の共闘が見れて大満足。特にシルバーウルフとロケットの組み合わせが好きでしたね。

ロケットも合流するまでの出番めっちゃありましたね。ずっとウサギ呼びされてたのがシュールでした。敵を倒すために最強武器を作りに行く(このくらいのネタバレは許して)というのはゲームや少年漫画っぽくてめっちゃテンション上がりますし、伝説の鍛治職人があの人なのもびっくり。あと意外なところで思春期のあの人がかっこいいという。思えばどのキャラにも見せ場あったなぁ。

そう、サノス自身が抱える悲しみみたいなのも思った以上に描写されてて、彼がなぜあんなことをやろうとしてるのか、彼なりの正義というものが感じられたのも良かった。紫の大男とはいえ、モーションキャプチャでジョシュ・ブローリンが演じてますのでその表情、哀愁なんかは憎い相手なのになぜか感情移入しちゃうクオリティでしたね。ちゃんとあれが手に入ったということは、彼女のことを……。

そうだ、あとはビジョン。頭にストーンをつけてる関係で、彼もまたキーパーソンの一人でしたが、映画ラスト付近のあれは本当に衝撃でした。2段階でマジかよってなります。地球にあるストーンの二つとも大きなくくりで「命か、ストーンか」っていう選択を迫ってくるのがなんともいえないです。

もう映画公開からしばらくたったので、あの衝撃的なラストもああいうことなんだろう、という納得のいく考察がなされていますが、それにしてもこれまでに最大の「えー次はどうなるの!?」で終わったので、そこはちょっと覚悟してくださいね。とはもともとPart1,2という2部作だというアナウンスののちに作成されたはずなので、初めからこの計画だったんでしょう。間が開くのに、勇気ありますよね。

例によってエンディング後におまけ映像がありますが、情報解禁されているあの新ヒーローを匂わす演出でした。これもグッときましたし、ますます楽しみになりました。

冒頭で触れたように残念ながらホークアイ(弓の人)とアントマン(アリの人)が未登場でしたが、おそらく次のアベンジャーズには登場すると思いますので、お楽しみに。
バナー博士(ハルク)が「クモだけじゃなくアリもいるのか?」って驚いてたの笑いました。彼も久々の合流でしたからね。

ということで期待値以上、見所しかない傑作映画でしたので、これまでの作品を追ってないよ、という人にもオススメの作品です。

ULTRA HD (4K) Blu-rayを購入。とりあえず吹き替え版で視聴。




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