シンプル・フェイバー / 自分とはタイプの違うキャリアウーマンのママ友。意気投合し秘密を共有する仲になるが、ある日「 ささやかな頼み 」を残して姿を消してしまう。 アナ・ケンドリック ブレイク・ライブラリー豪華共演サスペンス。

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ダーシー・ベルの小説「ささやかな頼み」をアナ・ケンドリック、ブレイクラ・イブラリー共演で実写化。子供たちが同じクラスのママ友二人。夫を亡くしてシングルマザーのステファニーは、キャリアウーマンで夫は小説家、豪華な家に住むエミリーと仲良くなり、お互いの秘密を暴露し合うほどに。ある日、子供を迎えに行ってくれと頼んだのを最後にエミリーが姿を消してしまい、必死になって捜索するのだが……。
憧れていた女性の隠していた秘密。友情、裏切り、欲望。極上サスペンス。
エミリーの夫役に「クレイジーリッチ 」の御曹司で知られるヘンリー・ゴールディング他。

あらすじ
夫を事故で亡くし、ニューヨーク郊外で女手一つで子供を育てているステファニー(アナ・ケンドリック)は、子供と同じクラスに息子を通わせるエミリー(ブレイク・ライヴリー)の自宅に招かれる。ファッション業界に身を置き、豪華な家に暮らし、小説家の夫ショーン(ヘンリー・ゴールディング)に愛されているエミリーとステファニーは意気投合し、お互いの秘密を言い合う仲になる。ある日、ステファニーは、エミリーから息子を学校に迎えにいってほしいと頼まれるが、エミリーはそのまま姿を消してしまう。(シネマ・トゥデイより)


ブレイク・ライヴリーといえばなんと言っても大ヒットドラマ「ゴシップガール」でしょうが、今作でもかなりゴージャスな役柄だったのでぴったり。主人公であるシングルマザーで料理ビデオブログをやってるようなごく普通のステファニーと対象的に描かれ、最初こそ彼女の憧れ的な位置なんですが、お話が続くうちにだんだんと「ただの成功した女性」ではないと分かってくるのも面白いですし、本当の顔とかの演技においてもすごい良かったです。

それにはもちろん主役のアナケンの存在が大きいわけですが、ほんと素晴らしかったですね。ステレオタイプな発言をするといわゆる「学級委員長タイプ」な序盤の姿もすごい似合ってたんですが、中盤から「失踪の謎を突き止めるぞ」ってエミリーの過去を探る行動力、決意したら突進するような表情がとても印象的で、ガラッと変わります。しかも彼女に話した過去の秘密「ブラザー○ァッカー」だとか、彼女の夫との浮気など、大胆なところも持ってますし。普通に見えても……というところにリアルを感じました。
勝手にエミリーの服を着て、苦しくて息できないというギャグシーンもありますし(予告動画で一瞬映るあれはそういう意味だったのか)、個人的にカーステレオから流れるラップを歌い出すシーンがお気に入りです。ピッチパーフェクト好きだったなぁ。

黙って姿を消したこととか、自分は秘密を喋ったのに相手はまだ隠し事があったこととか、子供が可哀想だとか。色んな思いが合わさって、ステファニーが「執着」してエミリーの関係者に会いにって調べる姿はまさに探偵役ですし、視聴者と一緒になって「一体何があったのか?」って、ちょっとずつ過去の全貌が見えてくる流れは面白かったです。脅かすような不可解な現象とかも相まってとてもスリリングでした。ショットガン持ったおじいさんのシーンとかこっちも震えた。

水の中からあるものが発見され、それなのに……?という疑問への答えは結構早い段階でわかりますが、そのトリック、隠された秘密が明らかになるまでの流れも面白く、また再びエミリーとステファニー、そして夫が対面してからの展開も緊張感がありましたし、これステファニー序盤と同一人物かよ、ってくらい頼もしくて笑ってしまいました。ただの委員長キャラじゃなかった!的な。
謎が明らかになっていくサスペンスではありますが、その動機といいますか、そこに至るまでの経緯にこそドラマがあって、エミリーにも共感できる作りになってたのは良かった。その意味では主役二人の第一印象からガラッと変わりましたね。妻が失踪したらその友達と関係持っちゃうとか、夫が悪い奴ってことのだけは一貫してましたけど。

一瞬実話なのか?と感じちゃうくらい、「後日談」的なエピソードもとてもリアリティがあって、最後までニヤッとさせてくれました。この物語、というよりも事件をきっかけに人生に変化が起きちゃったけど、やっぱり一番変わったのは、一番したたかだったあの人だったのかな、なんて。全然予想してなかった展開を見せましたが、期待を裏切らない面白さでした。

WOWOWにて字幕版を録画、視聴。

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原作はこちら
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