Netflixオリジナル作品。ジェニファー・ガーナー、エド・ヘルムズ、そしてドラマ「ウェンズデー」で人気になったエママイヤーズら出演。父と息子、母と娘、赤ん坊と犬が入れ替わったことでおきるドタバタを描くコメディドラマ。
あらすじ
ジェスとビルのウォーカー夫妻は、子供たちがどんどん成長して親の手を離れていく中でも、家族の絆を保つために色々と手を尽くしている。そんなある日、占星術師と出会ったことがきっかけで、なんと目が覚めると家族全員の体と中身がすっかり入れ替わっていた! しかも、それぞれの人生で一番大事な日の朝に...。はたしてウォーカー家の面々は一致団結し、仕事の昇進、大学入試の面接、レコード契約、サッカーの試合をうまくこなせるのか!? (youtube概要欄より)
日本でこそ「君の名は。」の知名度がダントツでしょうが、入れ替わりネタも割と映画の題材にされてきた作品で、これもその例にもれず「実際に相手の目線になってみてはじめてわかることがある」っていう着地点、素直なストーリーでした。ディズニーチャンネルでも「フリーキーフライデー」とか好きだったな。
ただそこにバラバラになっていた家族の再生ようそだったり、7+指定のわりに割とやりたい放題のドタバタコメディ要素がガッツリ入ってるので変に説教くさくはならずに、最後まで笑いながら見れました。
けっこう母親役のジェニファー・ガーナーが体をはっていて、盛大にすっころんだり、ゲップやオナラ、口からワイン吹き出しなどなどかなり笑わせてもらいました。エンドクレイジットでNGシーン集が流れるんですが、「わたし50代の上品な大人のおんなよ(汗」ってコメントしながら頑張ってました。
「乳糖不耐症だから」って前フリをしたあとで、入れ替わった娘CCがそのことを忘れてアイスをドカ食い→プレゼン中にオナラ大爆発っていう風に基本的に『そうなりますよね』っていうこっちが期待してるギャグをやってくれるのが良かった。おっさんの体で全力疾走したら足がやばくなるとか、逆に子供にもどってはしゃぐとか。髭剃りシーンのやまもりが好きだったなー
でも一番だめな失敗だったのは父親が中身だった時のワイアットの面接。いやどんなにぶっ飛んだ男でも進学のためのものにどんな態度でのぞむべきかくらいわかるでしょっていう。まず椅子の座りかたからしてやばくて、「それはフラッシュダンスかな」で吹き出しちゃったよ。
でも流石のコミュ力で高校でいきなりみんなと仲良くなってるのは感心したし、序盤のオーケストラを指導してるのもちゃんとしてたから「だめパパ」って感じもしなくてストレスは感じなかったね。バンドマンが家庭をもって精神年齢幼いままおじさんやってる印象だったウェーイ
冒頭でふれたようにウェンズデーのイーニッド役で話題のエマ・マイヤーズも普通にしてるとき、サッカー選手として、中身母親はいった状態の(乱暴な言い方すれば)ちょっとケバいメイクとか大人ぶった服などなどいろんな姿をみせてくれて可愛らしかったし、この人だけじゃなくみんな演技が上手いから「中身に別人がはいってる」ってのがすごく伝わってきた。なんというか「母親の顔」をするんですよね、グッときた。
それぞれが自分勝手に見えてて、親二人は家族のために何かをあきらめていたり、子供たちは成長して勉学も頑張ってたり。前述のとおり見えてなかった事実がわかって、より優しくなれる。正直大事なイベントはさんざんな結果だったのだけど、間違いなく家族としてはものすごいいい経験をした。
あまり多くは掘り下げられないけど、サンタ的なポジションの魔女(?)も要所要所で面白がりながらサポートしてくれてて好きだった。彼ら自身が「壊れたもの」を直さなきゃいけなかった。母親に向かってCCと呼ぶシーンもいい(入れ替わりに気づいてる)
ギャグ扱いされてるけど、犬と赤ちゃんのシャッフルも地味にひどくて、犬用のボールで水飲んだり逆におむつするワンコとかシュールだった。おとなりさん、ドン引きしてたのが最終的にうけいれてたしw
軽い気持ちでゲラゲラわらって、最後にはほっっこり。家族でたのしめるエンタメ映画でした。
題材なのもあるけどクリスマス時期にとくにおすすめ(昨日見たので夏に紹介しちゃったけどね)
個人的に父親役の吹き替えが真殿光昭さんだったのも良かった。
Netflixにて吹き替え版で視聴。
オリジナル作品として昨年11月より配信中。
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