ザ・ゲスト / 『サプライズ』の監督・脚本家再び。ある家族の前に現れた男。戦死した息子の親友だと名乗る彼を暖かく迎えるのだが……。

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監督アダム・ヴァンガード、脚本サイモン・バレットというサスペンス映画『サプライズ』と同じコンビで描いたサスペンス作品。家族の元にやってきたとある”ゲスト”。彼は何をもたらすのか……。
戦争で息子をなくしたピーターソン家。そこに突然彼の友人だったという男が訪ねてくる。家族は暖かく迎えるのだが、その誠実な表の顔とは裏腹に少しずつ本性が現れ始めて。
ドラマ、ダウントン・アビーのダン・スティーヴンスがミステリアスな男を好演。マイカ・モンロー、ブレンダン・マイヤー、シェイラ・ケラーほか共演。
あらすじ
イラク戦争で息子を亡くし、悲しみに沈むピーターソン家。そこに、デイヴィッドと名乗る青年が現れる。息子の戦友で、彼の最期の言葉を伝えるためにやって来たというデイヴィッドを温かく迎え入れる一家。控え目で礼儀正しいデイヴィッドは、しばらく家に滞在することになり、次第に家族とも打ち解けてゆく。だが、彼の行動に疑惑を抱いた長女アナが軍に経歴を照会。これをきっかけに、思わぬ事実が明らかになってゆく…。(スターチャンネルより)


参考:映画サプライズについての紹介はこちら。
サプライズ / 結婚35周年を祝うため別荘に集まった家族。彼らの前に、招かれざる客<サプライズ>が! 次から次に起こる衝撃の展開に貴方は目を背けずにいられますか?
http://xn--qfusdo8o71s.seesaa.net/article/407042147.html

先の読めない展開でスリリングに描き、予想外のラストを迎える、という先例があるので、今回も身構えながら見ていたのですが、ストーリーの流れは大方予想通りに進んだので別の意味でびっくり。しかしながら『いつ本性がバレるのか』『家族はどうなってしまうのか』という緊迫感は先が読めたからといってどうにかなるものではなく、極上のサスペンスとして楽しめました。

主人公デイビットを演じたダン・スティーブンスの演技がかなり良くて、何かこう闇を抱えているように見えて、誠実さも感じさせ、家族のために色々とやってくれる姿はかっこよくもあって不思議な魅力があるキャラでした。精神的な意味でも、亡なった一家の長男の代わりになれるのではっていうレベルでした。そんなこともあって一番次男ルークが一番なついてましたね。犯罪を肯定するような発言まで。振り返ると結末の布石となるシーンがあったりして、うまいなぁと思いました。

いわゆるサイコパスという表現が一番しっくり来る主人公ですし、危険人物だという匂いがプンプンなんですが、一方で彼に実験をしていたという軍の方もどうも怪しくて、そこも面白かったです。誰を信じていいのかっていう確信が持てないところが、ハラハラ感を増長させていました。
ちなみにデイビットを追ってくる少佐はドラマ・フリンジでブロイルズを演じたランス・レディックさん。吹き替えも同じで懐かしかったです。

もう一つ意外というか面白いのはBGMの選曲。特に中盤以降、状況にあってないような音楽ばかりがかかり、それがデイビットの異常性を際立たせている感じがしました。ダイナーでのシーンは不謹慎ながらニヤッとしてしまいました。淡々と、という言葉がぴったり。やっぱりサイコパスだ。

というわけで『先が読めない』タイプではなかったものの、相変わらず釘付けになっちゃうハラハラ感、傑作サスペンスでした。

スターチャンネルにて吹き替え版を録画、視聴。

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