ジョニー・デップとは『シークレット・ウィンドウ』でもタッグをくんだ、脚本家デヴィット・コープ監督によるコメディ作品で、グウィネスパルトロー、ユアン・マクレガー、ポール・ペタニーら豪華な出演陣も話題。
美術収集家、商人であるチャーリー・モルデカイ卿。絵画の修正屋である女性が殺され、ゴヤの幻の作品が盗まれてしまうという事件が発生。この捜査に協力してほしいと旧友の刑事から依頼をうける。
絵画を狙ういくつもの陣営。命を狙われながら探すうち、そこに隠された秘密が判明してきて……。
あらすじ
イギリス。裏社会にも通じたインチキな美術商モルデカイは、諜報機関MI5に勤める旧友マートランドから極秘の依頼を受ける。なんとゴヤの幻の名画が盗まれ、その行方を追ってほしいというのだ。政府に多額の借金を抱えるモルデカイに選択の余地はなく、彼は最強の用心棒ジョックとともに名画の捜索を開始する。一方、マートランドから事情を聞き出したモルデカイの妻ジョアンナもまた、借金返済のため独自の調査を始めて……。(WOWOWより)
毎回ぶっ飛んだ役柄をこなしてきたジョニー・デップですが、今回の主人公も風変わりな貴族。自信たっぷりのわりには自分ではほとんど何もできず、凄腕用心棒であるジョックに頼りっきり。だけと絵画の知識と人脈だけはあるので、行く先々で少しずつ絵画に近づいていき、そのあたりのテンポの良さもこの映画の魅力のひとつだと感じました。
モルデカイのだめっぷり、そしてジョックの万能っぷりが一番の笑いどころですが、いわゆる『ィ繰り返しのギャグ』が多用されてて、そういうのが好きな人はニヤッとできます。モルデカイが銃を持てばかならずあの人が犠牲になっちゃうとか、『うまくいくと思うか?』に対して毎回おなじ答えをするジョックとか。一番はトレードマークの口髭ネタですね。妻であるグウィネスパルトローがどうしても慣れなくて、毎回吐き気を催してしまう。それ以外にもゲロネタを含め下品なジョークも多少あります。
そうそう、その妻ジョアンナがかなりできる人で、かつて、そして今も自分に想いをよせるマートランドから捜査情報を聞き出したり、絵画の経緯を自分なりに探したり。この映画の中で探偵役はだれかととわれれば間違いなく彼女です。でもいやーな感じもしないし、キュートでした。
前述のようにテンポよく進むし、ドタバタなもののド派手なシーンも少ないので豪華キャストの割には軽い気持ちで最後まで見終われる映画だと思います。ちなみに声をあててるのは毎度おなじみの平田広明さん。安定のジョニー・デップでした。
スターチャンネルで吹き替え版を録画、視聴。
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