ゴースト・スクール / 超常現象が原因で荒れている高校。そこに幽霊の見える教師が赴任してきて……ハリウッドリメイクも決まった傑作ヒューマンコメディ。

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その面白さからあのウィル・スミスによってハリウッドリメイク製作決定もしているスペイン産コメディ。メガホンをとったのは『最終爆笑計画』のハビエル・ルイス・カルデラ。
幽霊が見えてしまうがゆえにこれま、でどの学校も長続きしてこなかった教師モデスト。そんな彼がたどり着いたのは、度重なる超常現象で教師が何人もやめ、荒れている高校。初日から生徒に騙され、古い図書室に案内されてしまうが、そこにいたのは……。
無事生徒たちを成仏させるため、奮闘する教師の物語。
あらすじ
モデスト(ラウール・アレバロ)は霊能力があるゆえに、赴任した学校を次々とクビになっていた。そんなある日、新しい学校でチャンスがやって来る。学校に出現する5人の不良学生の亡霊を追い払い、学校を平穏な状態にしようと決めるモデスト。しかし、生徒たちにはそれぞれに居座る理由があった。モデストは幽霊生徒たちと協力し合い、彼らの卒業をアシストしようと行動を起こすが……。(シネマ・トゥデイより)


TSUTAYA限定レンタル、とのことで借りて視聴。スペインの映画って言われて納得しちゃうほど、ラテンで軽いノリのストーリー展開、だけど『最終爆笑計画』のような下品さもなく、最後まで楽しんでみることができました。
おおまかなあらすじは上記の通りで、一癖も二癖もある幽霊学生たちをなんとか成仏させようと、勉強を教えたり、彼らの抱える『後悔』を取り除いてやろうと奮闘。割と予想しやすいお話ながら、唯一乗り気じゃなかった生徒がみんなに黙っている"ある秘密"が判明したり、生きてる在校生が幽霊に恋しちゃったりと、5人それぞれにちゃんとストーリーがあって思った以上に深かった。特に『赤ちゃんの父親』関連は意外でした。

主人公モデストと女校長との淡いラブストーリーや、幽霊騒動にかこつけて実質的な発言力を高めたいPTA会長、モデストかかりつけのカウンセラー(やたらとゲイ疑惑を持つし、死んだ彼の父親が常に一緒に見えてるのがシュール)だったり、サイドストーリーもスパイスになってて面白かったです。

幽霊の設定としてはとある事件で5人全員が同時期に死に、衣服や知識も当時のまま。生きてる人間の中に憑りついて少しだけ自由に動けるのも面白いのですが、学校からは一歩も外に出れないというのもよかった。予告動画で、校門のところではじかれちゃってますよね。

ありがちな学園青春モノでも、幽霊という要素が入るとまた違う面白さになるのか。もちろんハッピーエンドですし、登場人物みんな幸せになるしで爽やかにみられる映画。一応ホラーってなってますが、怖がる要素ゼロです。

吹き替え未収録なので字幕で視聴。前述のとおりDVDレンタルはTSUTAYAのみだそうです。

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