ロカカカの枝を見事盗み出し、順調に育てていた空条仗世文&吉良吉影。いよいよ1ヶ月で熟すというところで田最&夜露にばれてしまい、彼のスタンド『ビタミンC』が猛威を振るう。過去に何があったのか。すべては回想によって明らかに……。
ネタバレをたぶんに含んだ、あらすじ+感想です。
#052 信頼
参考:前回、第51話の感想はこちら( http://xn--qfusdo8o71s.seesaa.net/article/434019878.html )
トビラ絵は夜露、ダモカン(田最)、愛唱のトリオ。『ロカカカの枝を捜し出せ』というアオリは前回の「盗み出せ」と対照的ですね。
ロカカカの枝を欲しがるのはすなわち難病患者に近い者……それだけの情報から数ヶ月で仗世文たちを突き止めた田最ですが、実際にどこにロカカカがあるかはまだ判明してないようで、千円札を使った拷問がはじまります。
そのすごさは憲助さんが体感済みですが、彼のスタンドビタミンCで柔らかくされた肉体は、お札のような紙切れでさえ簡単に切断されてしまいます。体のあちこちを傷つけられる吉良。
二人の携帯をチェックするもロカカカの情報は見つからず、さらに不機嫌になる田最。投げつけられた携帯が仗世文にクリーンヒット。ビタミンCは相手の防御力を極端に下げるという意味でかなり最強級の強さです。
ちなみに仗世文の携帯には『JOSEPHMI』と自分の名前がデコってあるようです。今は外国人ぽい名前は割といますけど、そういう場合アルファベットで表記するときは単にローマ字表記じゃなくて英名ぽく書くのだろうな、と、そんなことを思いました。
ここで田最は二人にある提案をします。それはロカカカの場所を喋ったひとりだけは殺さないという約束。そもそもが吉良の母ホリーを救うためであり、彼は母を救うために仗世文を見捨てるぞ。だからお前がしゃべってしまえと、ゆさぶられる仗世文。小さいころの溺れた記憶が蘇り、一度は『見捨てられるなら、自分から見捨てるのも同じか』と決断してしまいかけるのですが……
ここで吉良が『お前は先に逃げろ』と言い放ちます。仲間が来ると。調査でそんなものはいなかったと一蹴しようとする田最ですが、そこに現れたのは作並カレラ。吉良がスタンドで海底に落ちた仗世文の携帯を彼女に見つけさせ、ヨットまで届けさせたのです。
次の瞬間シアハートアタックでヨットもろとも爆発。その隙になんとか逃げる二人。カレラももちろん無事です。ロカカカの隠し場所(栽培場所)も海のそばのだったため、吉良をかついでそこまでやってきた仗世文は、その果実の力で治療しようと試みます。あの時追い詰められた自分は、あと数秒あればしゃべってしまっていた。許してくれと伝える仗世文。傷が深く気を失っているのか吉良はしゃべることはおろか、果実を食べることができません。そこで果実を砕き、その破片をS&Wのシャボン玉でつつんで無理矢理飲み込ませることに。すると吉良の身体が痙攣しはじめ……
と、緊迫する状況で今月はおしまい。怒りに燃える田最はロカカカを見つけることよりも二人を殺すことを優先するようですし、彼らが見つかるのも時間の問題。そして何より果実は吉良にどんな効果をもたらすのか……。これまでの描写から、おそらく『二人ともやられて壁の目に埋められ、結果的に吉良の一部を受け継いだ仗世文(=定助)だけが生き返る』のだと思いますが……。果たして。
それと今回吉良吉影が29歳、仗世文が19歳ということがわかりました。10歳差か。回想シーンで出てくるたびにこの二人の友情にはグッとくるばかりで、特に今回は読んでいて少し涙がでてしまいました。これをまだ定助は思い出せてないんですよね。もしここで田最にやられてしまう展開ならば、現在の東方家ではきっち彼を倒してほしいですね。吉良のカタキとしても。
他のジョジョ読者の感想はこちらでチェック。<3/21追記>
@JOJO アットマーク・ジョジョ様:51話感想リンク集
http://atmarkjojo.org/archives/18759.html
第52話が掲載されているウルトラジャンプ4月特大号は3月19に日(本日)発売。
付録でジョジョの卓上カレンダーがついています。よくある紙のできた組み立て式ではなく丈夫な素材なのでさっそく使うことにしました。
それとすでにここでも紹介しましたが、3月18日(昨日)には単行本12巻も発売されてます。
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