キカイダー REBOOT / 石ノ森原作の人気特撮シリーズを再び映画化。自身の生みの親、光明寺博士の子供を守るため、彼は戦い続ける。

キカイダー REBOOT [DVD]

石ノ森章太郎原作で70年代に実写化され人気を博したシリーズを、現代版にアレンジして映画化。事故処理や介護などの建前で進められてきたアークプロジェクト。それによって生み出されたジローだったが、生みの親の光明寺博士が謎の死を遂げると、プロジェクトは暴走。博士の子供たちに危険が迫ったその時、ジローが助けに現れ……主演は伴大介。ヒロインに佐津川愛美の他、鶴見慎吾、長嶋一茂、高橋メアリージュンら共演。
あらすじ
日本政府は人間の力では対応できない問題をロボットに解決させるARKプロジェクトを進めていたが、その中心人物であるロボット工学の世界的権威・光明寺ノブヒコが実験中の事故で命を落としてしまう。プロジェクトは光明寺のライバルだった神崎と国防大臣・椿谷に引き継がれるが、椿谷は計画を完成させる鍵となるものを光明寺の子どもミツコとマサルが握っているとにらむ。椿谷の魔の手が迫るミツコたちだったが、その前に光明寺が開発した良心回路を内蔵したロボット、ジロー(キカイダー)が現れる。(シネマトゥデイより)


残念ながら僕はオリジナル版のキカイダーをほとんど見たことがなく、比較することはできないのですが、最近の特撮アクション映画同様非常にスタイリッシュでかっこよく表現されていて、とてもカッコよかったです。
ストーリー展開としても上記のあらすじの通り現代に即した内容になっていますし、単純なヒーローものとしての要素だけでなく、ヒロイン・ミツコがジローと共に過ごすことで変化していく様子も描いてて話に入り込みやすかった。自分たちを残してなくなってしまったからこそ余計にわだかまりが残ってしまった父への想い。ジローの中に父親が託したものを見るっていうのはグッときました。あと終盤彼女が思い出す『誕生日プレゼント』とか。

期待していたアクションシーンですが、キカイダーVSハカイダーというクライマックスだけでなく、人間そのものの姿をしてる状態でのバトルもたくさんあったので、主演の伴大介くんかなり頑張ってるなーっていう印象でした。高橋メアリージュンさんとともに、「アンドロイド」っていう設定なのでどこか機械っぽく戦わなくちゃいけないのは難しいと思うんですけどね。生身の人間にしか見えないのにパンチ撃ったらコンクリにヒビっていうのは特撮映画って感じがしてテンション上がりました。お二人ともかっこよかった。

ミツコ兄弟を助けてくれるネットジャーナリスト(原田龍二)胡散臭いメカオタク?(本田博太郎)らクセのある脇役もいい味出していましたが、適役である鶴見慎吾さんは流石。光明寺博士に対する嫉妬から始まった欲望がどんどんと暴走していく狂気って感じでよかった。数年前の仮面ライダーフォーゼを思い出しました(ラスボスでした。)

全編シリアスながらも、好きな芸能人はドリフと設定され、真顔で「志村、うしろー」と叫んだりとシュールな笑いがありましたし、エンディングが終わったと思ったら最後に……があったりして遊び心も感じてそこも好印象。

この映画の公開前に(世界観は別ですが)敵役にスポットを当てた『人造人間ハカイダー』という作品も作られてるので、近いうちにそちらも見たいと思います。

Amazonプライムビデオで視聴。※プライム会員なら無料。

キカイダー REBOOT [DVD]
キカイダー REBOOT [DVD]
posted with amazlet at 16.02.18
KADOKAWA / 角川書店 (2014-12-12)
売り上げランキング: 22,244

キカイダー REBOOT ブルーレイ スペシャル・エディション  [Blu-ray]
KADOKAWA / 角川書店 (2014-12-12)
売り上げランキング: 45,839


ビデオ配信はコチラ
キカイダー REBOOT
キカイダー REBOOT
posted with amazlet at 16.02.18
(2014-12-12)
売り上げランキング: 8,721

レンタル216円。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック