ウェルカム!ヘヴン / 一人のボクサーの魂をかけ、天国側、地獄側からの使者が地上へと送られる。審判に影響が出るよう、あの手この手でペネロペクルスが男前なキャラを好演。

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死んだ人間の魂を巡って、天国&地獄の両陣営が競っている世界……犯罪の多さから地獄は満杯。逆に天国は人が少なくてかんりやばい状態。そんな中、一人のボクサーに注目があつまる。試合のせいで脳に腫瘍がある彼は残り僅かの命。そこでそれぞれが地上に使者を送って彼に近づき、なんとしてもお互いの陣営に入れようと画策するのだが……主演はペネロペクルス&ビクトリア・アブリル。
あらすじ
地上で暴力や犯罪が多発している現在、天国では昇ってくる魂が激減し、破産の危機に直面していた。一方、地獄は堕ちてくる魂が急増し、過密状態が続いている。そんな中、天国に起死回生のチャンスが訪れる。天国の作戦本部長マリーナのもとに、地上の女性から“ボクサーである息子マニの魂を救って欲しい”との願いが届いた。早速天国一のクラブ歌手ロラをマニの妻に成りすます使者として地上に送り込む。地獄も負けじと作戦本部長ダヴェンポートが、囚人相手のウエイトレスをしているカルメンをマニの従姉妹として送り込むのだったが…。(all cinema ONLINEより)

※日本語版予告もあったのですが、埋め込み(こうしてブログに貼り付けること)が禁止なので、こちらのリンクからチェックしてみてください。https://www.youtube.com/watch?v=ynDOLHTyUYU

キャッチーなタイトルがついてるので予想はしていましたが、設定の割にそこまでシリアスな物語ではなくて、非常に見やすかった。特に地獄陣営が「エアコンなんて導入したら地獄らしさがなくなってしまう」とか言ってるの笑ました。それぞれ役職がついてて、現状を変えようと一生延命になってるところがどこか企業っぽくて面白かったですし、今後の方針について意見の不一致、からのまさか両陣営が協力関係をとったりなどストーリー展開もナイス。
序盤の『母に手紙を送るかどうか』(善行ポイントアップ)の使者同士の水面下の戦いも良かったですが、そこにマニの借金をどうするかという要素が入ってきてさらに楽しめました。冒頭にあのシーンを持ってきてるおかげでなんとなく予想がつくんですけど、そっからの結末もどんでん返しっぽくて良かったです。
吹き替えが収録されていたので日本語で見ちゃったのですが、なんと天国がフランス語、地獄が英語、そして地上がスペイン語と変えられていたようで、凝ってるなーと。その他にも天国がモノクロで表現されてたり違いがあって、わかりやすかったです。
終盤にその理由が明らかになりますが、今回ペネロペクルスが非常にカッコいい役柄で、スーツをびしっと決めてたりかなり魅力的でした。あまりにも男前だし、使者同士でこそこそしてるので、『まさか妻(ロラ)が従姉妹(カルメン)と浮気してるのか!?』と勘繰っちゃうマニには爆笑。

ショッキングなシーンもないし、ハッピーエンド(?)ですし約2時間ですがあっという間に観れてしまいました。いろんな人にお勧めできる作品。こういう言い方は失礼ですが掘り出し物って感じの映画でした。

DVDレンタルにて視聴。日本語吹き替え&字幕収録。予告映像などが特典でした。

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