コナン・ザ・バ―バリアン / シュワちゃんでおなじみのあの作品をリブート。ジェイソンモモア主演で復讐の旅を描く。ボブサップも出てるよ。: 映画感想.net ～映画ファン「きよ」のオススメ作品紹介～

2016年01月16日 17:00

コナン・ザ・バ―バリアン / シュワちゃんでおなじみのあの作品をリブート。ジェイソンモモア主演で復讐の旅を描く。ボブサップも出てるよ。

英雄コナンシリーズを再び実写化。R15指定、より過激な血しぶき描写でダイナミックなアクションは見ごたえばっちり。バ―バリアンとして生まれたコナン。村を襲われ目の前で父を殺された彼は復讐の旅へ。一方その宿敵カラーは伝説の仮面を復活させ、凶悪な力を得ようやっきになっていて……
ヒロイン役にGIジョーのレイチェル・ニコルズの他、スティーヴ・ラング、ロン・パールマン共演。
あらすじ
先史時代、母の死と引き換えに戦場で生まれたコナンは、カラー（スティーヴン・ラング）率いるアケロン族の騎士団に村を襲われ、父コリン（ロン・パールマン）を目の前で殺されてしまう。20年が経ち、復讐（ふくしゅう）の思いを秘め屈強な肉体を備えるまでに成長を遂げたコナン（ジェイソン・モモア）は、宿敵カラーが邪悪な力を得て世界支配をたくらんでいることを知る。その野望を阻止し、自らの復讐（ふくしゅう）を果たすためコナンは立ち上がる。(シネマ・トゥデイより)

古き良き時代のわかりやすい英雄活劇、もといヒロイックファンタジーを、最新の映像技術と、これでもかという迫力の描写で描き切った痛快作。
コナンの出生、子供時代の辛い経験を経て、大人になってからのカラーを倒すための旅っていうシンプルな構成で、テンポよく進んでいくのもグッド。少しずつ宿敵に近づくのと並行して、カラーの野望についても描かれるのでバランスも良かった。とある目的のために、半ば取りつかれたように仮面の復活を目指している姿がちょっと引いちゃうし。彼の娘マリークの容姿も独特でちょっと引いちゃうし。
このマリークの妖術もなかなか面白くて、砂から生み出されたしもべは少しハムナプトラ感がありました。彼女自身のバトルシーンもありますし、奇抜な見た目と相まって不思議な魅力があるキャラでした。
対照的にタマラは王道ヒロインで、途中まではコナンもあくまでカラーの野望を打ち砕くためだけの存在っていう感じですし、ちゃんと自分の遺志をもって度胸もある。漢のアクション映画にふさわしいキャラクタでした。
劇中、かなりの割合でアクションシーンで大満足。前述のとおりR指定なのですが、鼻が切り落とされて……というシーン以外はそこまでキツいグロ描写はないのでご安心ください。制約がないぶん戦闘シーンがかなーりダイナミックでとても面白かったです。
ボブサップも知名度だけで選ばれている感じもなく、ストーリー上でまったく違和感ない、いい演技をしていました。
終盤、例によって仮面が復活してしまうのですが、ちょっとジョジョっぽかったです。

DVDレンタルで吹き替え版視聴。