青い妖精スマーフたちが登場するベルギー生まれのコミックを題材にした劇場作品2作目。前回スマーフたちの新しい仲間に加わった「スマーフェット」が、またしても悪事をたくらむガーガメルによって誘拐され……
ニール・パトリック・ハリス、ジェマイマ・メイズら人間キャストも続投で、今度は親子の絆を描く。
あらすじ
ある日、妖精の国からスマーフのアイドル、スマーフェットがさらわれた。犯人は悪の魔法使いガーガメル。その狙いは、スマーフェットだけが知る魔法の薬の調合法だった。その薬があれば、偽スマーフを本物のスマーフに変えることができ、いくらでも魔力をしぼり取れるのだ。一方、妖精の国からはスマーフェット救出部隊が人間界へと出発、再会した人間の友人、パトリックとグレース夫婦とともにスマーフェットの行方を追う。(WOWOWより)
七人の小人よろしくわかりやすいキャラづけをされた個性豊かなスマーフたちが今回もかなりの数登場するほか、ガーガメルが生み出した"青くない"スマーフ、べクシー&ハッカスが登場。
お話はあらすじの通り、スマーフェットを取り返すべくパリにやってきた救出部隊の奮闘ぶりが描かれるわけですが、そこに『父と子の絆』というテーマを盛り込んでます。
そもそもガーガメルに生み出されたため、スマーフェットの父は彼なのか。あるいは自分を青くし、家族として迎えてくれたパパ・スマーフの方なのか。そのことと、人間側の主人公パトリックが未だに心を開けずにいる母の再婚相手ヴィクタ―との関係の変化とリンクさせていくので、最後にはジーンときちゃいます。まさにファミリー向け映画って感じ。
もちろん、ちょっと強引で空気の読めない(空回りしちゃう)ビクターに振り回されるパトリックや、ちょっとおまぬけなところのあるガーガメル。スマーフに負けない可愛さで今回も存在感が半端ない飼い猫アズラエルなど、笑えるシーンも多数。
(前作のアズラエルのシーン)
そしてなにより、実写とCGとの融合の素晴らしさ。魔法の表現や、鳥に乗って空を飛び回るスマーフたちの表現など映像のクオリティが前作以上にパワーアップしてて、見とれてしまいます。封じ込められてた?悪戯好き、が覚醒したスマーフェットの起こした数々の行動、非現実的だけどかなり見応えありました。
それとアイドル救出というテーマなためか、スマーフェットの吹き替えが前作から変わってAKB48の高橋みなみが担当。たぶん誰かしら芸能人が当ててるんだろうなとは思いましたが違和感なく聴けたので悪くなかったと思います。オリジナル版はケイティペリーだとか。
家族向けでですがエンターテイメント作としても非常に面白く、1作目ともども誰にでも安心してオススメできる作品。今回も期待を裏切らず、楽しませてもらいました。
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3作目は2017年公開予定なのでそちらも楽しみにしたいと思います。
WOWOWにて吹き替え版録画、視聴。
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