コリン・ファレル主演でリメイクされた『フライトナイト/恐怖の夜』のスタッフが再集結。基本的な設定は前作と同様ながら今回は舞台をルーマニアにし、妖艶な女性ヴァンパイアと対決。
出演はウィル・ペイン、ジェイミー・マーレイ、ショーン・パワーほか。
あらすじ
学校の課外授業でルーマニアを訪れたチャーリー。恋人のエイミーにフラれて落ち込む彼は、ホテルの向かいに暮らす妖艶な女性客員教授ジェリーが毎晩、不審な行動を繰り返すことに気付く。ある夜、ジェリーの部屋に忍び込んだチャーリーは、彼女が若い女性を襲う現場を目撃。ジェリーの正体がヴァンパイアであることを知った彼は、友人のエドとともにテレビで人気の怪物ハンター、ピーター・ヴィンセントに助けを求めるのだが…。(スターチャンネルより)
邦題も、原題もフライトナイト2とついてますが前述のとおり同じ設定をなぞっている別の作品で、続きでもなんでもありません。が、単純に出演俳優陣を変えただけではなく、不思議な魅力をもつ女性バンパイアや、よりダイナミックになったアクションシーンによって、前作とはまた別の魅力を感じることができます。
舞台がルーマニアっていうことで登場する建物も非常に歴史を感じるといいますか、古典の王道、吸血鬼を扱う映画としてはもうばっちりあった雰囲気。そこに処女の生き血をすするという伝承・伝説(『ヴァンパイア・クイーン』でも扱われたエリザベート・バートリ)を絡めていくもんだから面白い。
ジェイミー・マーレイ演じるヴァンパイアは怪しげで、男をたぶらかす女教師っていうイメージが良く似合ってて、予告動画でも使われてる、隣の部屋の窓越しにチャーリーに視線を向けてくるところなんかは前作とは違った方向のセクシーなバンパイアって感じでした。
パワーもかなりのもので、獲物に触れることなく切り刻んでいったり、車をぶつけてもピンピンしてたり、アクションシーンもワクワクしました。だてに歴史ある吸血鬼じゃないなって感じで。
そんな彼女に対抗するために今回もテレビ番組の怪物ハンターに頼むわけですが、ストリップクラブで飲んだくれてるいい加減なおっさんかと思いきややるときはやる、みたいなのはお約束ながらよかったです。
ヴァンパイアの真の目的がヒロインであるエイミーであり、主人公は彼女のために男を見せられるか、救うことができるのか!っていう終盤にかけてのストレートな展開もわかりやすくて感情移入しやすかった。
グロテスクだったり、女性の裸成分が多いのでR15指定ですが、そこまでキツイ、怖いっていう映画ではなかったです。
DVDレンタルにて視聴。
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