大昔のスペイン人の遺体と伝説の探検を求め、そのジャングルの奥深くへと赴く一行。大富豪ハリーに雇われた彼らは、雇い主の求めていたものをついに発見。しかし、森に巣食うモンスターを目覚めさせてしまい……
絡みつくは枝と言うより触手!?先住民族まで出てきて大パニック。はたして生きて変えれるのだろうか。
あらすじ
大富豪ハリーに雇われた探検家の一団は、南米のジャングルへ足を踏み入れた。彼らはそこに眠る伝説の剣を見つけ出し、棺から取り出す。しかしそれは原住民の怒りを買い、命を狙われることに。そのうえ、ジャングルには何かが潜んでいたのだ…。伝説の剣により眠りについていた森の守り神マンドレイクが目を覚まし、人々を襲い始めたのだったー!(Amazon商品ページより)
夜中に放送されたものを録画。タイトルからヒシヒシと伝わってくる『B級映画臭』に、これは見るしかないと思ったわけですが、予想に反してかなりちゃんとしたクオリティで、最後まで楽しめました。
まずこの手の作品で大事なのはCGがチープかどうかですが、どこからともなく現れて人を串刺し、あるいは絡みついてくる枝の数々はなかなかのもので、出来の悪さに興ざめする心配もなし。冒頭でも触れましたが●デノミの蟲、あるいはクモの巣のように人間をぐるぐる巻きにしめつけていく様子は触手って感じで、どちらかというと蛇の出てくるモンスターパニックものを彷彿とさせます。
ジャケットのシーンなんかないだろ!っていうツッコミ入れなきゃいけないことも多いジャンルにあって、これはちゃんとこういう描写あります。ぐるぐる巻きにされた挙句……このあたりがちょっとグロテスク表現注意な感じです。先住民族たちの登場と共に、これから何が起こるんだろう、いや、もしかしてそれは、やっぱりかよーってな具合に、展開が予想できてるからこその恐怖。あんな死に方はしたくない。
登場人物についてもわかりやすいほどはっきり分かれていて、私欲のためには部下も道具として見ている悪の富豪と、仲間想いの主人公チーム。もちろんチームにも人の仕事を小ばかにしたようなキャラが出てくるのですが、バチが当たるかの如く……
終盤、いかつい軍曹キャラの可愛い娘の写真が出てきて、この子のためにも生きて帰るという『死亡フラグ』が立つわけですが、モンスター、富豪、軍曹(主人公側)、先住民の長という入り乱れてのラストバトル(?)で最後に勝つのは……
モンスターの成り立ちも先住民に絡めてきちんとした説明があって納得できたし、ただの枝だけじゃなくちゃんとした『本体』があったのが良かった。森そのもの、とかで片づけてもよかったと思うんですけど、生み出され方、そして封印の方法みたいなものがキチっとしてて、きれいに収まった感。
もちろん第一級作品には及ばない部分もありますが、思っていたほどB級でもなくて、普通に楽しめました。吹き替えだったのも見やすくてよかったです。テレビ東京で深夜に放送されたのですが、いつかは午後ロードでもやるかと思います。
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