ザ・エッグ～ロマノフの秘宝を狙え～ / アントニオ・バンデラス×モーガンフリーマンのコンビが強盗を計画。しかし相棒に隠した秘密があり……騙し騙される傑作クライムサスペンス。: 映画感想.net ～映画ファン「きよ」のオススメ作品紹介～

2015年08月22日 19:00

ザ・エッグ～ロマノフの秘宝を狙え～ / アントニオ・バンデラス×モーガンフリーマンのコンビが強盗を計画。しかし相棒に隠した秘密があり……騙し騙される傑作クライムサスペンス。

『ディープ・インパクト』や『ペイ・フォワード可能の王国』のミミ・レダー監督によるサスペンス。モーガン・フリーマンとアントニオ・バンデラスが初共演を果たした今作は、ベテラン泥棒と新たにコンビを組んだ男の二人が、タイトル通りロマノフの秘宝を盗む出すことに。綿密な計画を立て、スムーズに事が運んだかと思いきや……二転三転するストーリー。あなたもきっと騙される！？

あらすじ
ニューヨーク市警にも一目置かれるほどの大泥棒リプリー（モーガン・フリーマン）は、マイアミからやって来たガブリエル（アントニオ・バンデラス）と組みロマノフ朝の宝を盗もうとたくらむ。宝のあるロマノフ宝石店への侵入は不可能かと思われたが、ロシアン・マフィアに借金のあるリプリーは一世一代の強盗を決行する。(シネマトゥデイより)

超ベテランの大泥棒と若手(？)がコンビを組んで仕事をするという時点で面白くないわけがないのですが、それが名優モーガン・フリーマンとアントニオ・バンデラスという豪華共演の演技合戦も相まって、そりゃもうとんでもなく楽しませもらいました。

しかもただのバディもの＆ケイパームービーで終わらずに、それぞれお互いを騙し合ってるからたまらない。実際の強盗シーンも、冒頭のガブリエルの手腕を品定めする部分を含めて見応えばっちりで、スタイリッシュ活手に汗に握る展開になっている。腐れ縁ぽい警官が出てくるところもベタですがナイス。

さらに面白いのはそのあとで、衝撃的な事実が判明。ストーリーが二転三転とし、見ているこっちまで騙され、何が本当なのか見極めようとのめり込んでみてしまう。気持ちのいい、やられた感を味わうことができました。

そんな物語のキー（ウー）マンとなってるヒロインを演じるのはラダ・ミッチェル。ガブリエルとのラブロマンスでもなんか裏がありそうな雰囲気プンプンでしたが、まさか……

夜中にＴＶ放送されたのを録画視聴でしたが、まさに掘り出し物という感じでとっても面白かったです。どんでん返し好きな人には特におすすめしたい一本。