ジョジョリオン　第46話　あらすじ　感想　【ネタバレ】: 映画感想.net ～映画ファン「きよ」のオススメ作品紹介～

2015年08月19日 16:00

ジョジョリオン　第46話　あらすじ　感想　【ネタバレ】

作並カレラを追って現れた謎の双子。彼女を守る形で戦うことになった定助だが、兄の「左手で触れたものを右手からだせる」というスタンド能力に苦しめられる。さらに弟が器用に操るサッカーボールにはジッパーがついており、こちらもスタンド使いのようだが……まさかの1対2？勝負の行方はいかに。
あらすじのネタバレを多分に含んだ感想です。

＃046　コンビネーションプレイ

参考：前回第45話の感想はこちら（http://xn--qfusdo8o71s.seesaa.net/article/422569061.html）

扉絵は「進化の樹」と題された、リンゴの樹にさまざまな猿、人間、そして「岩人間」のイラストが描かれたもの。アオリの『人類は万物の霊長か？』という言葉の通り、ジョジョリオンでは『岩人間』という種族が登場してますが、これは人類の進化の形なんですかね？ある意味では過酷な環境でも生きられる感じもしますし、睡眠関連以外はなかなか強いですよね。

そこから見開き2回分、4ページを使って『岩人間』の解説的なものが。特に愛唱のエピソードで、人間社会の中にうまくとけ込んでいる様子が描写されてましたが、今回は生き物図鑑的な一種族としての生態を知れるようになっていて、面白かったです。もちろんこれまで読んできて『そういう存在がいるんだ』と言う風に特に疑問もなく納得してきましたけど、新ためて『設定』(と言っていいのか？)を見ると、より物語に入り込める気がしますね。

そして前回の続きから。鉄網が顔面に食い込んでいく中で、この双子が『スタンド使い』『岩人間』であることを確信する定助。上記のような説明シーンがあったことででわかりましたけど、双子は岩人間だったんですね。前回まででそういった予想をしてる人が多かったですが、僕はいまいち確信を持てなかったのでちょっと意外。今後はロカカカを巡ってずっと岩人間との戦いになるんですかね。結構な数がいるみたいですし。

やられている定助をしり目に、自分の命を守るためその場を後にするカレラ。彼女のスタンド能力じゃ戦うといってもあれですけど、これで完全に1対2に。大丈夫か定助。
彼女を助けようと火を消した様子や、殴って唇を爆破したことから、吉良の能力に似ているという弟。死んだ吉良、という言い方をしてることから、彼が死んでることは知っていて、だけど彼が隠したロカカカが見つからない。だから吉良の知り合いであるカレラを追っている。そう考えると辻褄が合う気がします。

そしてここで弟のサッカーボールの秘密が明らかに。ジッパーを開いたかと思うと、またしても定助に向けてボールを蹴ってきます。中にはスタンドのようなものがチラリと。とっさに近くに落ちていたネジやボルトをシャボン玉の中にいれ、兄弟のそれぞれへ飛ばします。ひるんだすきに兄の網をほどき、弟へ殴りかかる定助。

格闘技術的には差があるようで、またしても相手を打ち負かす定助。スタンドを使わないガチンコって感じでなかなか新鮮に読めました。
拳で勝てないとわかると、ボールをぶつけてくる弟。とっさにスタンドで防御しますが、なんと中からでてきたのは……毒ガス。右足にすこし浴びてしまいただれるし、防ぎきれなかった分を吸い込んでしまい、吐き気を催す定助。見ると周りの虫たちがピクピク痙攣しています。結構強力な毒ですね。

なのに本体である弟はピンピンしている。抗体をもってるのか、それともボールを操るのが上手くて触れない技術があるからなのか。定助がそう考えてると再び兄が定助を羽交い絞めに。
絶対に避けられない状況をつくり、彼に毒ガスを吸わせようとする作戦のようで、左手をボールのジッパーの中に入れます。これで右手から出せば定助は至近距離で浴びることとなるわけですが、それには対策済み。

先ほどの一瞬でボールの中に大量のシャボン玉を忍ばせていた定助。兄の右手から出てくるのは毒ガス入りのシャボン玉で、どのタイミングで破裂させるかは定助の想いのままというわけです。どっちが攻撃してるのかわからない。案の定、兄の腕にまとわりつくシャボン玉。

吉良の能力にも似ているが、顔はもう一人にも似ている。まさか仗世文か？　ついに定助の正体がばれるかと思ったところで、突然燃え出す兄。
逃げたはずのカレラがガソリンを含ませた髪の毛を伸ばし、そこに火をつけて攻撃してたのです。『戻ってきたよ…クソッたれ』ってセリフがちょっとカッコよかった。

このタイミングで毒ガス入りシャボン玉も破裂させ、もろく崩れる兄。そばにいた弟も火や毒ガスを至近距離で浴びたためやはりボロボロに。これにてリタイア。か、勝てた…。

逃げるのやめた。この町にもっといる。そう決意するカレラ。ロカカカは金になるからひとりじめにはさせないと言い残し、再び去っていく彼女。『いつ会うか…は…』『ヒ・ミ・ツっ』だそうで。結局定助の本名『空条仗世文』と、吉良と共にロカカカに関わってたことしかわからならなかったのか。

ずっと待ちぼうけを食らった康穂の様子で今月はおしまい。カレラの髪の毛を生み出すスタンドは『ラブラブデラックス』。そして今回襲ってきた相手はエイフェックス兄弟(ショットキーN0.1/ショットキーNo.2)というようです。

サクッと双子との戦いが終わりましたね。夜露、愛唱を倒して次に一番警戒すべきなのは常敏だと思ってましたが、新手のスタンド使いとは。あのクワガタバトルを最後に直接のやりとりがないので、そろそろ動きがあるかと思うんですが、今回のを見ると(先ほども触れましたが)岩人間が襲ってくるパターンになるのかもしれませんね。未だにロカカカをどう栽培してるとかわからないですし、どれだけの人が関わってるか見えてこないです。
それでも一つ明らかなのは、吉良がロカカカを一鉢だけ隠し持っていたということ。カレラはいなくなっちゃったけど、定助はこれからまた彼のマンションに向かうのか？そこでもうちょっと定助（仗世文）自身のことも知れたり、この前は気がつかなったことがわかるようになるかも。ちょっとずつ過去が明らかになってるので、ますます面白い。来月も楽しみです。

<8/20追記>
他のジョジョ読者の感想はこちらでチェック。
@JOJO　アットマーク・ジョジョ様：46話感想リンク集
http://atmarkjojo.org/archives/17247.html

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