2ガンズ / マーク・ウォールバーグ×デンゼル・ワシントンのW主演。銀行から盗み出した40億をめぐる、3つどもえ、いや4つどもえの戦い。: 映画感想.net ～映画ファン「きよ」のオススメ作品紹介～

2015年08月13日 17:00

2ガンズ / マーク・ウォールバーグ×デンゼル・ワシントンのW主演。銀行から盗み出した40億をめぐる、3つどもえ、いや4つどもえの戦い。

知人が殺されたことをきっかけに、貸金庫から金を盗む計画を立てた二人の男。そこには40億円という大金があり、彼らは命を狙われることに。しかも麻薬捜査官、片や海軍という身分を隠していたため、お互いが所属する組織も絡んできて……
同名グラフィックノベルをマーク・ウォールバーグとデンゼルワシントンのダブル主演で実写化。秘密が明らかになり一度は敵対するものの、やっぱり二人の域はピッタリで……登場人物のほとんどが悪い奴。最後に笑うのは、誰だ！？
あらすじ
麻薬捜査局（DEA）の潜入捜査官で調達屋のボビーと海軍情報部の将校で悪賢いマイケルは、お互いの正体を知らぬまま麻薬カルテルのボスを追い、裏社会で幅を利かせていた。2人は各々を利用して任務を遂行しようとするが、協力者になるはずだったボスの側近が殺されたことから捜査が行き詰まる。現状を打開するべく彼らがとった作戦は、側近が借りていた銀行の貸金庫に眠る300万ドルを強奪して物証にすることだった。(WOWOWより)

ユーモアを交えてテンポよく進みつつ、銃撃戦を含めたアクションシーンも見ごたえ十分。だけど一番の魅力は主演二人の軽妙なやり取り。これぞバディムービー。

あらすじだけ読むと重厚なクライムサスペンスぽくも感じますが、基本的には非常にノリのいいエンターテイメント作品で、最初から最後までニヤッとする会話、演出でかなり面白かった。もちろん一番のメインである、「最後に金を手にするのは誰か」というのも魅せ方がよくて、最後の全員入り乱れてのドンパチは王道って感じでグッときましたね。

特にマーク演じるマイケルは銃の名手という設定なのですが、序盤にある「鶏を使った趣味の悪いゲーム」で一気に画面にひきつけられましたね。最初はボビーが主役で、彼は何も知らないというキャラかと思ったら、どっちも身分隠してたのかよと。そこからのテメェふざけんなっていうガチンコのバトル、特にカーチェイスしたあと運転席越しに殴り合いするのとか結構本気で戦ってて良かった。それで仲たがいしたかに見えて、結局またコンビを組むって言う。

『となりにいる戦友こそが大事』っていうセリフが特に印象的でしたね。最終的にはどこの所属とか関係なく、ボビー＆マイケル。今までの作品だとデンゼルワシントンの方がマジメタイプの印象ですが、今回はマークウォールバーグの方が熱い男でした。ボビーの元カノも物語に大きく絡んでくるし。

そのヒロイン役ポーラ・パットンはデジャヴにも出演してた女優さんなんですね。見たときは気がつかなかったです。

"お仲間"に家に襲撃されたり、吊るされて獰猛な牛につつかれそうになったり、金のありかをめぐって他の組織から命を狙われるシーンもバラエティに富んでて面白かったですし、それぞれキャラが立っててわかりやすかったです。

109分とそこまで長くないので、サクッと楽しめる傑作ムービー。ラストシーンの会話も含めて、相棒っていいなぁとしみじみ思う映画でした。

WOWOWにて字幕版録画、視聴。