魔女、ミイラ、狼男、ゾンビ……誰もが知るホラーの登場キャラクターたちが、夜の墓場で運動会!それぞれの威信をかけ、いまプロレスという舞台で白黒つける!
格闘技関連のキャストを集め、キャラの特徴を出しつつもショープロレスをやり切る潔さ。B級だけど、あなどれない。
あらすじ
ひと頃は一世を風靡(ふうび)した伝説の怪物たちは、科学が発達した現代ではすっかり日陰の身となっていた。だが、ある日、ヒルサイド共同墓地で世界最強のモンスターを決めるトーナメントが開催されることになる。そのビッグイベントにフランケンシュタイン(ロバート・メイレット)やミイラ男、レディ・ヴァンパイアたちが続々と詰めかけ……。(シネマ・トゥデイより)
怪物同士が戦ったら面白くない?っていうアイディア一本で勝負に出てるB級ホラーですが、予算をかけていない割に結構しっかり作ってて期待以上に面白かった。
サイクロプス(一つ目男)が目からビームだしちゃったり、一応そのキャラで思い浮かべる特性を生かした攻撃方法をするものの、基本的にはプロレスにのっとって試合が行われるので登場人物がそれなりな割に単調な感じになってるのは否めません。
その分、それぞれのキャラクターがどういう経緯でこのトーナメントに参加するに至ったのかというのをちゃんと時間割いて描いてたり、TVゲームのステータス表よろしく強さが数値化されて試合前の予想コメントを出したりと、感情移入して盛り上げようとする工夫が随所にみられました。
とはいえ、あっという間に勝負がついていき、最終的に怪物世界一の座をかけた大一番が始まるわけですが。序盤の「悪いものが呼び起こされてしまう」っていうセリフの伏線をちゃんと回収しつつ、ゾンビモノのモンスターパニック映画みたいな要素もちょっとだけ含んでて、おっと思いました。
一応続きを思わせる終わり方をしているものの、また同じような試合展開で同じような結末なんだろうな、と感じるレベル。中途半端で終わるなんて、とかは全く思いませんでした。
あまり期待しないで見ていたせいもあって、予想よりは面白かったです。B級作品とはいえ、特殊メイクやCGに関してもそこまでチープさは感じませんでしたし。沼男はちょっとムックぽかったけど。
アルバトロスフィルム配給なので、吹き替え&大きい字幕が完備。そこもよかった。
特典映像には宣伝部長を務めた武藤敬司さんとケビン・ナッシュ(プロレスラーで、ゾンビを訓練した軍人役)をゲストに呼んだ初回舞台挨拶(短め)が収録されてました。
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