ねらわれた学園(アニメ版)/ 眉村卓のSFジュブナイルを現代版としてアレンジしたアニメ映画。続編的リメイク。ヒロイン役にAKB48の渡辺麻友。

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ドラマや映画など、これまでにも映像化されたきた眉村卓の同名小説をもとにした劇場アニメ。
謎の転校生の存在によって生徒たちに変化が起き、学園が支配されていく様子を描く。
SF的要素というよりも、男女4人の恋模様、青春によりスポット当て、原作とは違った魅力ある作品。
声の出演は小野大輔、本城雄太郎、花澤香菜、渡辺麻友、戸松遥ほか。
あらすじ
鎌倉の中学生のケンジは、ある朝、ひそかに思いを寄せる同級生のカホリと初めて言葉を交わし、有頂天になっていた。一方、ケンジの幼なじみでカホリの友人でもあるナツキは、浮かれるケンジの姿に複雑な想いを抱く。そんな矢先、3人の学級に転校生の少年がやって来る。彼の名は京極リョウイチ。カホリはどこか不思議な雰囲気を漂わす京極に惹かれていく。だが、彼が転校して以来、なぜか学園では不思議なことが起こり始め……。(WOWOWより)


生徒会が力を持ち、学校に携帯持ち込み禁止、持ってきたものは停学、とまでいってしまうかなり現代に即したアレンジをされているので物語に入り込みやすく、身近な話題でもあるために感情移入しやすい。

けれど、洗脳されたかのように一人、また一人と生徒が変わっていく様、集団の中での意識の暴走の恐怖という根底のテーマはまったく変わっていなくて、とてもスリリングだった。

テレパシー能力と、その素質のあるなし。未来から来た謎多き人物。SFとしても面白いのですが、それ以上に中心となる男女4人の恋模様、青春の日々って感じを甘酸っぱく描いてて、懐かしいというのか、胸をうつものもありました。

気持ちは口に出さなければわかならい、という部分と、超能力(テレパシー)とがちょうど対になっていたり。敵か味方かわからなかった京極の中の人間らしい感情が見えてきたり。メインのストーリーを邪魔しないようにラブコメ要素が入ってきたので、そこの違和感もなくてよかったです。

どこかで予想してたけれど、やっぱりそうなっちゃうのか、と思わされたあとの、あの展開。ベタかもしれないけど泣いちゃいました。エンドロール後もお見逃しなく。

映像がとてもきれいで、秒速~など新海誠監督作品に通ずるものがあるなぁと思いました。青春をテーマにしてて、泣かされるものが多いので。

物語中盤あたりから、原作や過去の映像作品の続編であるということが匂わされるので、アレンジされててもすんなり受け入れられると思います。
傑作は時代に関係なく色あせないものだなと改めて感じました。

WOWOWで録画、視聴。

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