ヒュージャックマン、ハルベリー、エマストーン、クロエ・モレッッツ、リチャードギア……誰もが一度は目にしたことのある有名ハリウッドスターがこれでもかというほど出演したこと、そして内容のあまりのひどさに賛否両論となったお下劣コメディ。
最終絶叫計画的な、お下品パロディ映画レベルのネタを豪華スターでやっちゃうすごさ。あんたら仕事選べよ。
あらすじ
某映画会社のオフィス。大物プロデューサーのグリフィンは、アポなしで押しかけてきた脚本家チャーリーの猛烈な企画売り込みを受けていた。だが、チャーリーが語り出したのは、世にも不可解でお下劣なストーリーの数々だった(「オープニング」)。キャリアウーマンのベスは、友人の紹介でブラインドデートの相手、ミスターHに会った。だが、レストランで彼がマフラーをはずした瞬間、ベスの目が点になる(「ネック・ボール」)。(wowowより)
上記のとおり、映画化をもくろむ男の構想を聞く、というスタイルでいくつものお話が出てくるわけですが、メイン監督のピーター・ファレリー(メリーに首ったけ)をはじめ総勢13人の監督がそれぞれ手掛けてて、予想以上のくだらない内容でびっくり。あまりのひどさに出資者に断られて製作に6年もかかったという裏話も納得しました。
喉にタマがついてるという最初のお話からもうバカなんですけど、下品なワードは連発するし、差別偏見はこれでもかって入ってるし。これ人によってはドン引きして笑うよりむしろ不快になっちゃうんじゃないですかねって感じ。B級パロディ映画を色々見てきた僕でも多少は……やっぱり誰もが知ってるスターがやっちゃうのは、さすがにライン超えてる感がありますよね。特にハルベリーのお話はね、やりすぎじゃないかと。
サイテーなネタオンパレードの中で唯一おっと思ったのは、自動販売機やコピー機の中には子供がいるから、缶が出てこなかったりコピーに失敗してもぼろくそにけなしたり蹴りつけたりしないでね、というCM。機械の中の児童保護団体(?)みたいな名称は若干アレですけど、まあモノを大事にしようっていうのは伝わってきましたね。
エマストーン&キーラン・カルキン(マコーレくんの弟)の別れたけどお互いを忘れられないカップルのお話は割とまともだった気もしますね。話してる内容はなかなかぶっ飛んでましたけど、ラブストーリーって感じで。
上の二つ以外は基本的にお下品なので、まったくオススメできない映画なんんですけど、「どれだけひどいのか」興味がある、勇気のある方はどうぞ、堪能してください。
ちなみに毎年最低映画におくられる去年のゴールデンラズベリー賞では『最低作品賞』『最低脚本賞』『最低監督賞』と3冠を達成してます。やっぱり、というよりも初めから狙って作ってるレベルですけどね。
噂には聞いてたけど実際見てみると相当なもんでした。
WOWOWにて字幕版録画、視聴。
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