サムライミ監督の3部作を経て、主役をアンドリュー・ガーフィールドに変えて始まったリブート・スパイダーマン。今作はエレクトロ、ライノ、そしてグリーンゴブリンという敵を前に、ヒーローとしての葛藤を抱えながらNYのために戦う姿を描く。
あらすじ
スパイダーマンとしてニューヨークの平和を守り、ひとりの男性として恋人グウェンとの愛を育む、忙しくも充実した日々を送っていたピーター・パーカー。しかし、彼の旧友で巨大企業オズコープ社の御曹司であるハリー・オズボーンが街に戻ってきたことから、ピーターの生活は少しずつ狂い始める。一方、オズコープ社に勤める冴えない電気技師マックスは、感電事故に巻き込まれたことで、突如電撃を発する超人・エレクトロに変貌してしまう…! 平凡な青年であることと、スパイダーマンとしての大いなる責任の間で葛藤してきたピーターに、更なる試練が襲い掛かる。(Amazon商品ページより)
1の感想にもかきましたが、このリブート版スパイダーマンは非常にコミカル要素が強く、戦闘中に軽口をたたいたり、まるで遊びながら街を救ってるという印象。原作コミックにかなり近いと思います。
そんな彼が、今まで隠されてきた両親の仕事の内容、なぜ自分を置いて姿を消さなければならなかったのかという理由や、今回もグリーンゴブリンとなってしまう親友ハリーとの関係。そして恋人グウェンとのこと……
とてもシリアスで、ピーターの辛さがありありと伝わってくるストーリー展開で、派手さが前面に出やすいアメコミものの中では、旧三部作にも似た雰囲気で、とても良かったです。
もちろんアクション面については期待以上のものを見せてくれました。今回はより「空を飛んでいる感」がすさまじく、主観的な映像と相まって、自分がスパイダーマンになったみたい。電気をつかさどる敵の攻撃の表現も圧倒的な迫力で、かなりの見応えがありました。
アクション映画でよくある「スローモーションにして一瞬の出来事を鮮明に描く」手法が結構使われてましたが、俊敏に動くスパイディのカッコよさを際立たせていたように感じます。
すでに続編、そしてヴィラン(敵キャラ)であるシニスターシックスを主役としたスピンオフの公開も決定しますが、それに関連するであろうアイテムがチラッと映ってたりしました。そこもお見逃しなく。
Drオクトパスのアームとか。
アクション映画としても、ヒーローを扱った映画としてもかなりのクオリティで、前述のとおり今回はサムライミ版3部作が好きだった人も気に入るんじゃないかなと思いました。ヒーローである前に一人の人間であるピーターに感情移入して、最後まですごく楽しめました。
レンタルで視聴。
二月末にそれぞれ廉価版も発売するようです。
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