ピーナッツ / 内村光良が念願の長編映画に初挑戦した作品。再開発が進む町で、草野球チームの奮闘を描く。さまぁ~ず、TIM、ふかわら芸人多数出演。

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映画学校出身のウッチャンナンチャンの内村光良が監督、脚本をつとめた長編映画。
かつて草野球チームで活躍し、その経験などを生かしたスポーツライターとして本も出版した秋吉。しかしスランプに陥り、話のネタ探しもかねてかつての地元へと帰ってくる。そのころ、町には大企業による再開発の動きがあり、チームメイトらが経営する商店街もピンチを迎えようとしていた……
あらすじ
10年前、草野球チーム“富士沢ピーナッツ”を優勝に導いたサードの秋吉。その顛末に迫ったルポを認められた彼は東京でスポーツライターになったが、スランプで久しぶりに帰省する。今のチームは9人すらそろわない弱小チームで、秋吉は“伝説のサード”としてチーム再興に取り組むが、他の元選手たちは草野球に割ける時間がない。一方、大企業による街の再開発の話が持ち上がり、ピーナッツは今までの球場を失いそうになり……。(WOWOWより)


お笑いのセンスだけでなく、大の映画好き&俳優としての顔をもつウッチャンだけあってヒューマンコメディのツボを押さえたストーリー展開でしたし、主演としてもかなりいい演技でした。

そのウッチャン演じるのは伝説のサード、とは言われてるものの、華があるキャラクターではなく。スランプに悩むライターを等身大で演じていて感情移入しやすかった。さまぁ~ずやTIM、ふかわりょう、ずん板尾ら芸人がチームメイトとして登場するのですが、それぞれの見せ場がちゃんと用意されていて。野球選手というよりも街に住むひとりとしてそれぞれの人生を感じさせるような描写で面白かった。

演技の方もみんな芸人とは思えないクオリティで違和感もまったくなく。特に終盤にようやくチームに復帰する役柄の大竹さんがとても印象的でした。特に目の演技がよかったです。

チームの紅一点として出てくる佐藤みゆきさんと、そんな彼女に思いを寄せるオカマ疑惑のふかわりょう。ベタなラブコメ要素もあったりなんかして、飽きなかった。

そして、物語にほとんど絡まないし出演時間もほんとんどないのに竹中直人さんの存在感がありすぎました。

チームが勝つかどうか、再開発はどうなる?奥さんの看病の傍ら練習に参加するスラッガー。そして秋吉と恋人の関係は修復するのか……シリアスな展開を進めつつ、適度なバランスで挿入されるギャグシーンで笑って。
この手の映画の王道をきちんとまもっててとても見やすい映画でした。爽やかに胸をうつ名作だとおもいます。

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