常敏とのグロ注意!な『クワガタ勝負』に勝ち、賭けの商品であるランボルギーニガヤルドのキーを手に入れた定助。シャボン玉で飛ばし、外に待機する康穂&つるぎに渡すことに成功したものの、常敏はそもそもなぜ彼の部屋を訪れたのか、定助の行動を不審がり……
謎のフルーツにせまる38話。ネタバレありなあらすじを含んだ感想です。
#038 ドライブレコーダー
参考:前回第37話の感想はこちら(http://xn--qfusdo8o71s.seesaa.net/article/409208840.html)
このエントリの最上部最下部に画像(Amazonリンク)を載せていますが、今回はUJの表紙からジョジョリオン。裏表紙に書かれたイギーを含め、光沢あるデザインでカッコいいです。
扉絵は定助の顔どアップと"真実を映せ"の文字。顔というよりも瞳にフォーカスしてるんですね。ざっくりいえば今は『フルーツの謎にせまる』お話が続いてるので、こういうアオリなのでしょうか。
冒頭見開き2ページは例によってこれまでのおさらい的なもの。今回は常敏の息子であるつるぎ君目線で語られてます。海外ドラマの"Previously……"もその時々によって違う登場人物の解説になりますからね。今回は各キャラクターの相関図もあって非常にわかりやすいです。
ページをめくると康穂にセクハラをするつるぎ君という、「原作なのにコラ画像ではないかと疑ってしまう」描写からスタート。脚を触るのはまだしも、冗談とは言え舐めるとか……病の発症を遅らせるためなどの理由で女の子として扱われてる彼ですが、このブログでも「つるぎ"君"」と表記してるとおり立派な男の子なんですけどね……子供だから許されるのでしょうか。なつくというレベルを超えてる気がします。
前回定助からキーを受け取り、二人のミッションは常敏に気づかれることなくドライブレコーダーを調べ、フルーツの出所を探すこと。つるぎ君の祖父・憲助のスタンド『キングナッシング』が反応し、常敏からその果実の匂いが検出したことから、彼が家に来るまでにたち寄った場所さえわかれば、そこにたどり着けるはずだと考えたのです。
自分の意志でスタンド能力を発動できるつるぎ君と違い、まだペイズリーパークを『自覚』してない康穂。困惑する彼女ですが、突然携帯がなり、画面には二択クイズが。欲しいものを選べと言われ、直感で「懐中電灯」を選ぶと……
無人のはずのガヤルドの中に、人型スタンド『ペイズリーパーク』が!そうだろうとは思ってましたが、今回ちゃんと女性らしさを感じるデザインになってて、さきほど選んだ懐中電灯をそっとわたしてくれます。そして……
一方常敏からの質問攻めにあう定助。すべて彼が提案したように見えたクワガタ勝負も、定助が目的のために誘導したのではないか、車とは別の、"欲しいもの"があったから来たのではないかと疑います。す、するどい……
問い詰められて汗が出るばかりが、鼻血まで出してしまう定助。いくらなんでも動揺しすぎだろ。そう思ったのですが、ここで常敏のスタンド能力を思い出してください。どうやら『熱を操作する能力』らしいことがわかりましたよね。
彼は定助の血管の一部だけ温度を上げることで鼻血を出させ、さらに追い詰める作戦なのです。鼻血だって出し続ければ命の危険がありますからね。地味に強力な攻撃ですね。
しかし定助もスタンドで応戦。熱をシャボンにつめこんで飛ばし、スプリンクラーを反応させてその隙に逃げます。天上からの水を浴びながら、これが定助の能力によるものなのか。あの熱戦(クワガタバトル)もスタンド勝負だったのかと勘繰ります。手の内を見せないようにした定助もよかったですけど、気がつくのが一歩遅かったですね。
再び康穂たちの場面。ドライブレコーダーでガヤルドの走行経路を確認するも、家からフルーツパーラーに向い(彼が憲助&定助と会った時ですね)再び車庫に戻ってくるまでしか記録されてません。
僕(読者)もそうですが、特別な植物、フルーツがなっている『樹』(山とか農園)あるいはそういうものを扱う『店』とかがヒットすると思ってたんですけど……。削除、ねつ造の痕跡もない様子。
ここまで危険を冒したのに収穫なしと落胆する間もなく、定助を探して常敏&常秀が車庫にやってきてしまいます。焦りまくるつるぎ君を諭すように『探すために、立ち向かっていくのよ』と告げる康穂のカッコよさ。これはスタンド発現も納得です。
懐中電灯によってそばの棚にキーが置いてあることに気がき、ガヤルドの隣に停めてあった憲助のワンボックスカーに隠れやりすごすことに成功。ペイズリーパークはざっくりいえば『目的(地)へ導く』能力と言えそうですが、本当に万能ですね。
さらにさらに、康穂は道路に設置された監視カメラの存在に気が付き、なんとスタンド能力でその映像を調べることができてしまったというから驚き。S&Wも『奪う』ことで結構応用が利く能力ですけど、それに負けないくらいなんでもできちゃうな……
その映像をスマホに映し、つるぎに見せる康穂。
そこにはなんと、鉢に植えられた植物を抱え、車の中の常敏とやりとりする謎の男の姿が。もちろんその植物には例のフルーツが実っています。
え、誰だよこれ。という非常に気になるところで今回はおしまい。
彼の正体も謎ですし、常敏との関係も気になるところですが、これが何をしているのかが分からないのもミソですね。受け渡しなのか、ただ見せただけなのか。前述のとおり、常敏に「匂いがついていた」ことしか明らかになってませんからね。
ここまで引っ張って『特別なフルーツがあるから買わないかと言われた』程度だったりしたらそうとう肩透かしですけどね。それくらい予想を裏切ってくれるのがジョジョだからなぁ。
ただ常敏の『俺なりにあいつ(定助)のことを調べてからだ。調べる心当たりがある。まさか……だがな』という意味深なセリフが気になりますし、つるぎ君の予想通りフルーツにがっつり関わっていて、八木山夜露とも接点があるというのも間違いなさそうですけど。
他のジョジョ読者の感想はこちら↓
@JOJO アットマーク・ジョジョ様:38話感想リンク集
http://atmarkjojo.org/archives/15797.html
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