誕生日に届いた不思議な石盤。それはプレイヤーに課題を与え、嘘をつくと恐ろしい試練がまっている呪われたボードゲームだったのだ!
ゲームを進めるうち、バラバラだった家族の絆は……
ドイツ産のパニックファンタジー。
あらすじ
呪われたボードゲーム“MANATU”が平凡な一家を恐怖に陥れる戦慄のパニックファンタジー。仕事に明け暮れる父親に苛立ちを募らせる母親、そして思春期の長男長女と年の離れた妹。歯車が狂い始めた家族の下に、ある日謎のボードゲームが届く。(TSUTAYAの商品ページより)
呪われた、という風に煽ってますが実際は自由気ままな南の島で興じられる娯楽で、姉の誕生日プレゼントとして軽ーい気持ちで贈ってしまったわけです。
『ジュマンジ』や『ザスーラ』と似た作品ではあるのですが、この作品はシンプルに『家族の絆の再生』っていう大きなテーマの映画。それと、誠実さ。
魚を捕まえろだとか、だしっぱなしの蛇口を止めろ、落ちたブレーカをあげろなど色々な課題がある中で、メインとなるのが「次の三つの質問に正直に答えろ」という問題。これにウソをついてしまうと、謎の井戸?に飛ばされて、無事帰るには家族での協力プレイが求められます。
この井戸がなかなか面白かった、それぞれ石でできたボタンを押してゴンドラを移動させたりちょっとインディジョーンズ的な仕掛けがあって。ゲーマーである長男の機転で最初は難なくクリア。しかしだんだんと難易度があがり……
そうなんですよ、この試練毎回おんなじ場所なんですよ。低予算?映画だからしかたないところなんですけどね。やっとの思いで脱出したのに『またなのか』っていう思いが余計に出ててそれはそれでよかったと思いますけどね。
あと気になったのが嘘も方便もどっちも悪としてカウントされちゃうところ。人を傷つけないために真実をふせるってことあると思うんですけど、マナツはそういうのお構いなしに一発アウト。厳しいです。
でも例えば『浮気しようと思ったことがある』→『いいえ』→真実っていうやり取りで夫の愛を再確認したりとか、前述の「家族の絆」を再確認させる効果もありました。
ちょっと行き過ぎてる感もありますが、妹を心配するいい兄貴だったり。
あらすじにある通り、母親の誕生日を誰も覚えてなかった家族の心が『ゲームをクリアする』という目標に向かって一つになっていく様子は王道ながらグッとくるものがありましたし、3回嘘ついたらアウトなんていう煽りのおかげもあってハラハラしながら見れました。
93分と短めですし、サクッとみるにはちょうどよい作品だと思います。
テレビ放送された吹き替え版を録画し、視聴。
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