ゾンビ３Ｄ/赤と青の懐かし３Ｄメガネで飛び出す恐怖。Ｂ級映画にはチープな映像がよく似合う！？: 映画感想.net ～映画ファン「きよ」のオススメ作品紹介～

2014年09月10日 16:36

ゾンビ３Ｄ/赤と青の懐かし３Ｄメガネで飛び出す恐怖。Ｂ級映画にはチープな映像がよく似合う！？

まさかのゾンビ×３Ｄ！しかも赤と青の例のあれ！
一応ジョージＡロメロ伝説的作品「ゾンビ（ナイト・オブ・リビングデッド）」を大胆にリメイクした異色のホラー作品。
叔母を埋葬を埋葬するため墓地に向かった兄妹に恐怖が訪れる。死んだはずの叔母をはじめ、死者たちが蘇り襲い掛かってきたのだった。

あらすじ
叔母の埋葬のため、兄ジョニーと車で郊外の墓地にやってきたバーブは、信じられない光景を目の当たりにする。死んだはずの叔母や墓地のあちこちから起き上がった無数の死者がゾンビと化し、人間を襲ってその肉を喰らっていたのだ。逃げまどい、兄とはぐれてしまった彼女はバイクに乗った青年ベンに救われる。
近くの農家に避難したベンとバーブは、迫りくる無数のゾンビたちに包囲されながら恐怖と戦慄の一夜を過ごすこととなる…。（Amazon商品ページより

リメイク作品というよりも設定を借りてきただけという印象を抱くストーリーですが、ところどころオリジナルの映像を効果的に使ったり、予想よりは悪くかったです。一般的なＢ級ホラーという感じ。
問題は一番の"うり"である３Ｄなんですが、昔ながらの片目ずつ青赤のセロファンが張られたメガネで見るタイプのものなんですよね。アナグリフ方式っていうらしいですけど、これの欠点は映像自体の色が見えにくくなること。セピアというのかモノクロというのか、独特の色合いになってしまうので一人ぼっちになった妹がゾンビに襲われるシーンは暗くて何が何だか。ベンのバイクのライトくらいしかちゃんと見えなかったです。
そのデメリットを覆してくれるほどの立体効果があればいいのですが、ほとんど気のせいレベルでして……一応画面方向に出てくる手だとか、ピストルの銃弾、あとは煙などは確かに３Ｄに感じましたけど、期待しすぎないほうがよいと思います。
色合いのことも含めて２Ｄ版も収録されてるので、見えにくかった部分はそちらで補完することもできます。

セルＤＶＤにはメガネ同梱されてるんですが、僕はレンタル視聴だったので、Amazonにてメガネ購入しました。リンク貼っときますが500円なので、まあネタとしてよかったかなと。部屋を暗めにし、画面への角度を色々変え、一番立体効果が高いところを探したりとか面白かったです。眼は疲れますけど。

ちゃんとしたゾンビをご所望の方はワールドオブウォーの３Ｄ版見たほうがよいと思います。

DVDレンタルにて視聴。吹き替えなし。字幕収録。