謎のフルーツ。その鍵を握る男東方家5代目長男「常敏」彼に弱みがあるとすればそれはクワガタ。45分間の昆虫バトルで彼を打ち負かし、弱さをさらけ出してくれることを狙う定助だったが……
#035 第一取組
参考:前回第34話の感想はこちら(http://xn--qfusdo8o71s.seesaa.net/article/402107272.html)
サブタイトルに"第一"っていうことは2回戦もあるフラグじゃないですかこれ、やっぱり負けちゃうの定助!?
扉絵はこれからパラワンオオヒラタ(クワガタ虫)という決闘士(グラディエーター)を戦わせる定助と常敏のツーショット。「戦いは土俵上へ」っていうアオリ。予想通り今回のメインは昆虫バトルかな。
ここ数話は毎回やってる気がします冒頭はこれまでのあらすじ的な説明ページ。に加え、「悪人は生まれたときから悪人なのか」という哲学ちっくなモノローグが。相田みつをに執心し、虫を集め戦わせる常敏。だんだんと悪人になっていく"きっかけ"のうち「無邪気さ」というのは彼のことを指しているのでしょうか。
定助の挑発にのり、執り行われることとなった昆虫バトル。土俵の上で45秒間戦わせ、枠から出るか、あるいは死んだ時点で負けが決定するというこの勝負ですが、賭けの内容が「ヘラクレスオオカブト」から、「片方の眉毛を剃ること」となりました。定助はこれといって(ヘラクレスに匹敵する)価値のあるものを持っていないので、さすがに割に合わないと考えたんでしょうかね。「眉はいずれ生える」から"とるに足らない"と常敏は言いましたが、罰ゲームとしては結構重いですよね。どちらが勝つにせよ、おそらく負けたほうのクワガタはかなりのダメージでしょうし、下手したら失うこと(=死)になりかねないですし。
彼が自信を持っている昆虫バトルで打ち負かすこと、その結果うろたえて弱点をペラペラ話すことが定助の目的であり、賭けの内容が変わってももちろんバトルを受けます。ただ、なぜに眉毛なのか。それを尋ねると、ここでまたしても相田みつをの名言炸裂。『感動とは、感じて動くこと』うん。わかったようなわからないような。
この部屋に来る前、常敏の息子であるつるぎ君からなるべく情報を聞き出そうとした定助でしたが、彼も父親のスタンドについては知らないらしく、代わりに昆虫バトルの必勝法を教えてくれます。それは雌のフェロモン(匂い)を筆に仕込んでクワガタにかがせること。開始前そっと筆に匂いをつける定助
バトルが始まります。荒木先生が昆虫漫画かくとこうなるのか……すごい勢いで取っ組み合い、虫が慣らしてるとは思えない軋みでお互いの顎をつかみあいます。結果、定助のパラワンの顎が折れる!
体長は定助のパラワンのほうが大きいはずなのに、前話でスズメバチを倒して闘争心が煽られ、またアスリートとして育てられてきた年季の違いでしょうか。いきなり負けてしまうのか。
常敏のパラワン、28号はなおもつかみかかり、ひっくり返そうとする力が強すぎて定助のパラワンは首が曲がっていきます。実況担当(?)の常秀「グロ注意!」って連呼がシュール。
もうだめかと思った次の瞬間。ソフト&ウェットの効果発動。
メスのフェロモンは単純に塗ったわけではなく、シャボンの中に閉じ込め、ここぞというときに破裂させて闘争心を煽る作戦だったのです。すごい。奮起したパラワンはものすごいパワーを発揮し、28号を持ち上げてしまいました。文字通り戦況がひっくりかえってしまいました。
予想だにしなかった結果に常敏も常秀もびっくり。ここで口癖になってる「たっぷりと」と言いながら、定助ドヤ顔で勝利宣言。無言で眉を剃る常敏ですが、その無表情さが怖い……
というところで今回はおしまい。残念ながら次回は休載ということでこの続きは2か月後。長い……
前述のとおり”第一”取組ということは第二もあるでしょうし、眉はもう片方もあるんだよなぁ……絶対もう一度勝負を挑まれるパターンだと思いますが、今度はどうなるやら。
次号のウルトラジャンプには魔少年ビーティの復刻版コミックスがついてくるみたいなので、ジョジョリオンが休載でももちろん購入します笑
他のジョジョファンの書かれた感想はこちらから↓
@ジョジョさん:35話感想リンク集
http://atmarkjojo.org/archives/14924.html
グロ注意な昆虫バトル白熱の35話掲載、ウルトラジャンプ9月号は8月19日本日発売。
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