俳優としても活躍するビリー・ボブ・ソーントンの脚本をサムライミ監督が映画化。
人の未来が見えてしまうために残虐な事件に巻き込まれ、精神的に追い詰められる女性をケイトブランジェットが好演。占い師として働く彼女の"依頼者たち"の演技も秀逸。
あらすじ
人の運命を読み取る超能力を持つアニーは、夫を事故で失い、子どもを抱えて占い師のまね事をしながら貧しく暮らす。夫ドニーの暴力に悩む妻ヴァレリーに離婚を勧めたアニーは、そのことでドニーの恨みを買う。アニーを魔女扱いするドニーの脅しがエスカレートする中、アニーは警察からある失踪女性の捜索を依頼される。警察はドニーの家の池からアニーがイメージしたような水死体を発見し、ドニーは殺人の疑いで逮捕されるが……。(WOWOWより)
DV男ドニーをひげもじゃのキアヌリーブスが演じていて、子供たちを含め、危害を加えられるんじゃないかとその時点でびくびくでしたが、もっと恐ろしい事件が起きて。はたして本当に犯人なのかわからないまま、参考人として法廷に呼ばれ、ペテン師のような扱いを受けるアニー。
アニーの人の運命が見えてしまうが故の悩み、他人から変人扱いされ、またひどい予知夢、ビジョンにさいなまれるという点。そして占い師として依頼者と向き合いながらも、彼らを完全に救うことができず、もがきながら関わっていくむずかしさ。殺人事件やドニーの恐怖を描く一方でそれら彼女が抱える闇というのか、ギフトを授かったことのデメリット的なものを丁寧に書いているので、見ていてつらかった。
事件の真相自体は割と予想できる内容でしたが、ああいう結末にすることで少し救われた感があったかなと思います。主要登場人物がそれぞれ意味がある使われ方(?)していて、怖いながらも面白かったです。
前述の二人以外ではヒラリース・ワンク、グレッグ・キニア、ケイティ・ホームズほか共演。
WOWOWにて吹き替え版録画、視聴。
次回放送は9月13日
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