ジュリアロバーツの姪、エマロバーツがキュートな魅力全快で贈る学園ラブコメディ。
母の死後、父が新しい恋人をつくるたびに意地悪をしてしまうポピー。そんな彼女に堪忍袋の切れた父親は古い知り合いが経営するイギリスのお堅い学校に入学させてしまう。アメリカのセレブ育ち、やりたい邦題わがまま邦題だった彼女には規則規則の新生活はきつく……
あらすじ
L.A.で暮らす少女・ポピーは、オシャレ大好きな16歳。遊び仲間たちと気ままに過ごしていた彼女だが、母親の死後、父が若い恋人を作ることだけは許せなかった。父の恋人への嫌がらせは度を超したイタズラとなり、これまで我慢してきた父もついに癇癪を爆発させてしまう。そしてポピーを、英国のおカタい名門寄宿学校に転校させてしまうのだった。そこで彼女を待っていたのは、ダサイ制服に厳格な教師たち、学園を牛耳る意地の悪い生徒会長・ハリエットだった…。(cinemacafe.netより)
ジャケットと予告動画でこの作品の魅力は十分伝わると思いますが、等身大の少女が新生活の中で自分を見つめ成長し、仲間たちも彼女からいい影響を受けていく、というティーン向けのハートフルコメディ。
セレブで、わがままで。学校でも規則を守るどころか自分の思うことを消して曲げない。文字で書くとそうとうイラッとしてしまいますが、根底にあるマジメさや、心優しい側面が見えるので嫌な感じがしないんですよね。
最初はお互い馴染めなかったルームメイトたちも、自分とは正反対の「自由気まま」に生きてきたポピーにどこか憧れみたいなものもあるのか、少しずつ絆が深まっていったし、何より彼女を任されたお姉さんキャラがお堅い人じゃなかったのがね。それは学園長にも言えるんですが規則で押さえつけようとするんじゃなく、ポピーが自然と成長できるように見守るという印象だったのがよかった。
その反面生徒会長であり、「アメリカ人」と敵対心むき出しのハリエットが……わかりやすい意地悪キャラだったのと、イケメンフレディとの恋路でライバル関係になっちゃうのがベタだけど面白かった。
でも思った以上に「恋愛」に大きな比重はなくて。今までとガラッと変わってしまった環境の中で成長していくそこを本当に丁寧に描いてた。とある事件と、その結末とか。予想はしてたけどジーンときました。終盤ラクロスでリーダー的存在になるほどだから、なんだかポピーの父親目線で立派になって、みたいに思っちゃいました。
「汚れなき情事」や「聖トリニアンズ」でも見かけたジュノーテンプルさんとかも出ています。
全体的に楽しい雰囲気なので色んな人におすすめできる作品。
特典映像にはラクロスの練習風景とか収録されてました。
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