SF作家レイブラッドベリの同名小説「いかづちの音」を原作としたタイムトラベルものサスペンス。
2055年という未来でついに実現したタイムトラベル。白亜紀に飛び、「恐竜狩り」というビジネスをしている企業があった。厳重な管理のもと行われていたはずだが、武器の故障というアクシデントが原因でとあるものを未来に持ち帰ってしまい……
あらすじ
西暦2055年、人類はタイムトラベルを可能にしていた。シカゴの大手旅行代理店タイム・サファリ社では、6500万年前にタイムトラベルして恐竜狩りを楽しむという人気ツアーを主催していた。地球の歴史が変わらぬよう、ツアーは厳格に管理されていたが、ある時、ツアー客の一人が気づかぬうちにごく小さな何かを過去から持ち帰ってしまったため、地球上の進化が大きく狂ってしまう。それはタイム・ウェイブ(進化の波)として地球に押し寄せる。最初に異常気象が引き起こされ、続く波で巨大植物の異常繁殖、さらには未知の巨大生物まで出現する。そして最後の波が来たとき、人類は滅亡してしまう。それまでに残された時間はあと僅か。はたして、人類はこの未曾有の危機を乗り越えることができるのか?(allcinema.comより)
カテゴリをB級としている通り、チープなCG、アラの見えるセットなど映像面ではあまりいいとは言えないのですが、SFで有名なブラッドベリ原作なのでストーリーやその展開は見ごたえがありなかなかでした。
面白かったのは恐竜狩りで、ある時代ある場所で沼に落ちて死ぬ恐竜をピンポイントでターゲットにし、毎回そこに行ってはビーム銃で倒すという決まったツアーにしているところ。これなら未来に影響は出ないなあと納得したんですが、不測の事態に陥り、あるものを未来に持ち帰ってしまうわけです。
バタフライエフェクトをはじめ、時間旅行ものお決まりの展開ですが、いきなりパタッと変わるのではなく徐々に影響が出、またそれを<波>で表現しているのが面白かった。
進化のバランスが崩れクリーチャーっぽいものが数種類登場しますが、これがチープなので怖さはあまりなかった。いや、天上にいっぱい寝てたシーンは不気味だったかも。
解決方法としてはやっぱりその「持ち帰ったこと」をなかったことにしなければならないわけで。結局タイムトラベルを駆使して頑張るのは予想通りというかベタというか。
登場人物は結構出てきましたが一貫して主人公を応援してればよい、わかりやすい作品でした。
午後のロードショーで放送されたものを録画、視聴。
サウンド・オブ・サンダー [Blu-ray]
posted with amazlet at 14.06.13
松竹 (2012-11-07)
売り上げランキング: 9,729
売り上げランキング: 9,729
サウンド・オブ・サンダー デラックス版 [DVD]
posted with amazlet at 14.06.13
ジェネオン エンタテインメント (2006-07-21)
売り上げランキング: 13,575
売り上げランキング: 13,575
人気ブログランキング参加中。
この記事へのコメント