アニメ、実写映画&ドラマがヒットした荒川アンダーザブリッジでも知られる中村光原作の日常コメディ。コミックスの特典という形でOVAはすでに出ていました、ついに劇場アニメに。
キャストはOVA同様モテキ他の森山未來(イエス)とミュージシャンの星野源(ブッダ)。オリジナルストーリーも交えて彼らのゆるーい日常を面白おかしく描く。
あらすじ
世紀末を無事に超え、東京・立川市の風呂なしペット不可の安アパートで下界でのバカンスを過ごす《最聖》コンビ、イエスとブッダ。お笑い好きで浪費家のイエス、自分とお金に厳しいブッダ、性格はまったく違いながらも、2人は地元ハッスル商店街の人々との交流や日本の豊かな四季などに触れ、人間界での共同生活をエンジョイしていた。だがそんな2人はついつい神パワーを発揮し、あちこちでセイントな奇跡を起こしてしまう……。(WOWOWより)
原作の面白さを失わない、肩の力をぬいてまったりと楽しめる傑作アニメ。
僕も原作を読んだことがあってその設定の面白さとゆるーい日常の中にあるシュールさやコミカルさが非常に面白くて好きな漫画の一つなんですけど、アニメではその良さを存分に発揮してたと思います。
荒川UBもそうだけど全編ギャグってわけじゃないのに、ところどころでニヤニヤできる面白さ。聖痕が開いちゃうとか徳の高いこというと光るとか、誰もが最低限知ってるレベルのことをうまく笑いに変えてるし、片方のうっかりを相方があたふたしながら対応するっていう構図が最高。
流れとしてはショートストーリーといいますか、彼らの過ごす春夏秋冬のエピソードが順番にあるという形で、大家さんや主婦仲間、近所の子供、その筋の人、コンビニ店員…彼ら二人の周りの人々についてもなんとなくわかります。
その中でも特に子供たちとの絡みに焦点を置いた(オリジナル?)感がありますが、彼らがやたらとフォーゼネタを入れてたのが不思議だった。イエスはブログを書いてるくらいライダーファンだからなんかあるのかなと思ったけど??宇宙人も関係ないしね。一応まとまりを作るためにいい話にしようとしたのかなと思います。
色々笑ったけれど映画こそだな、と思ったのはイエスがジョニー・デップに似てるといわれて「モテキ来たかも」というシーン。森山君にそれ言わせるのか。
星野さんが歌う主題歌も作品の雰囲気にぴったりでした。
原作を読んだことない人にもおすすめしたい作品。コミックはもっと面白いので、気に入った方はぜひそちらも。
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