アップサイドダウン　重力の恋人 / 星の重力がふたりを阻んでも、彼らの引力（すなわち愛）はそれを越える！！: 映画感想.net ～映画ファン「きよ」のオススメ作品紹介～

2014年02月17日 10:06

アップサイドダウン　重力の恋人 / 星の重力がふたりを阻んでも、彼らの引力（すなわち愛）はそれを越える！！

ジム・スタージェス、キルスティン・ダンスト主演で贈るSFロマンティックストーリー。
正反対の方向に重力が存在する双子の惑星。それぞれの星の重力は反対側の星に作用することはなく、お互いからすれば「逆さま」が正しい位置。富裕層と貧困層に分けられ、人々は接触することはあまりないのだが、二つの星がもっとも接近している「山頂」で、異なる星のふたりは出会い…
今までなかった設定で魅せてくれる幻想的な映像とラブロマンス。幾多の障害を越え、二人は…
あらすじ
富裕層が暮らす星と貧困層が暮らす星が、上下で接近するように引き合っている世界。下の星で貧しい暮らしを送っていたアダム（ジム・スタージェス）は、とある山頂で上の星の住人であるエデン（キルステン・ダンスト）と出会って恋に落ちる。ロープを使って彼女を自分の世界に引き下ろそうとするアダムだったが、星の境を監視する警備隊に発見されてエデンは上の星へと落下してしまう。それから10年後、エデンは死んだと信じ込んでいたアダムだったが、彼女が生きていることを知って再会を誓う。(ヤフー映画より)

今までなかった設定。そのSF要素をうまく活かし、そして魅せてくれる感動作。
恋人同士の出会いや運命を引力に例えることは少なくありませんが、この映画はその力が星の重力という障害を打ち破る物語。
それぞれの重力の向きが逆さまなので、他の映画では見たことないような不思議な光景が色々と出てきまして。たとえば二人がであう境目付近の山頂では上の星の重力を受けて雨が降ってきたそばから上に飛んでいくとか。アダムが働くことになる「トランスワールド社」では上の星、下の星出身者が逆さまの状態で仕事をしていたりとか。彼は逆の星の物資は上向きに力を受けることを利用して、しわ伸ばし（いわゆるフェイスリフト）化粧品を開発するんですが、それも面白いな、と。
上の星のボブというおっさんの協力で早い段階でエデンと再会することができるのですが、予想外の展開が待っていて、二人の恋は前途多難。やけどのリスクを追って体中におもりをつけ、上の星の住人に成りすますアダム。ホント彼女がすべてなんですね。
そういう彼らの恋の成就や、それを阻む警備隊や重力のことなど非常にハラハラさせつつ、幻想的な映像で目が離せなかったし、それらすべてを乗り越えて…だったので感動もすごかった。
「これはまだ暗黒時代だったころの物語だ」とかアダムやエデンという名前からどことなく明るい未来を予感させますがはたして…
ボブが最後までいい人過ぎて最高だった。ティモシー・スポールさんまさにピッタリの配役。

Amazonoのインスタントビデオ、そのレンタル機能で字幕版視聴しました。
標準画質だったのですが、PCで全画面表示ってやっても若干ぼやーっとするかなという感じで、DVD程度って感じですね。Blu-rayになれちゃうと気になるレベルかもしれませんが、字幕の読みづらさもなく満足。