ジョジョリオン 第22話 あらすじ 感想【ネタバレ】

ウルトラジャンプ 2013年 07月号 [雑誌]

カツアゲロード編が終わったのも束の間、思いもよらない人物が絡んできて物語の奇妙さが加速するジョジョリオン。いよいよ定助の「血統」、そしてこの物語のテーマといわれる「呪い」その両方の核心に迫りつつある緊張の22話。あらすじを多分に含んだ感想です。
#022 ジョニィ・ジョースターの伝説

タイトルからいきなり7部SBRの主人公の名前が出てくるっていう。7部ではそれ以前の部については基本的にリップサービス的な、オマージュ的な登場の域を超えていなかったのですが、8部はもう完全に7部と地続き。そうだ、血統の物語だ、「血の運命」こそジョジョだ、そう思い出させてくれます。

ペットショップのおじいさんからカツアゲロードのジョースター地蔵、そしてそれが祀られることとなった忌まわしい事件、ジョニィジョースターについて話を聞かされている定助。
ここからはジョニィ目線で展開されてますが、定助とお揃いの帽子をかぶってるので顔の微妙な違いと襟足を見ないと定助と勘違いしそうな印象。
突然の妻の奇病を治すため、封印されていた「聖なる遺体」を掘り起こすというしてはいけないことをしたジョニィ。アメリカ政府の追手から逃れるように妻の故郷である日本へと渡ってきたのだった。
遺体を海岸ぞいに生えた「瞑想の松」の根本の洞に隠し、「一度だけ」という祈りを込めて遺体のパワーを使い妻の奇病を治してしまった…
いや、正確には「とりのぞく」ということであり、妻から病気が消えても別の誰かにそれが被ってしまう。プラスとマイナスがあってゼロになる。
このあたりは「運命のボタン」ぽくもあり、7部のラブトレインなどの伏線をきちんと回収というか、ちゃんと設定が引き継がれてますね。遺体のパワー。だからこそ誰のものでもなくアメリカの守り神として封印したのに…
先月の内容を見て、ジョニィは「妻を治した代償として」または「遺体を掘り起こした、私欲のために使った罰として」命を落としたと予想していたのですが、そうじゃなかった。
奇病をおっ被る結果になったのは彼の息子、ジョージでした。
元の姿に戻った妻に安堵したのもつかの間、奇妙な症状が息子を襲っています。ここでジョニィ大号泣。
ジョニィというと漆黒なる意志と泣き虫って印象ですけど、これはなくよね。他の人には申し訳ないけど、苦しむのは自分の愛する人じゃなくてもいいじゃないかって藁にもすがる思いで禁忌を犯したのに、結局愛する人を苦しめる結果に。これは辛い。辛すぎる。
そこでジョニィのとった行動がさらに泣ける。この負の連鎖を終わらすためにとった行動。それは自らが息子のすべてを被ること。彼は自分の頭をタスク(スタンド)で撃ち抜く。次の瞬間。息子はもとの健康な姿に戻り、そして代わりにジョニィの皮膚が硬化していく。
そしてイチョウの葉が彼の遺体を運び、山から転がってきた岩石が彼の頭部を直撃する。
妻も息子も助かり、遺体はアメリカからの追手が回収していった。
じいさんの話はここで終わり、この事件は書かれた記事によってさまざまな解釈がなされていること。遺体や奇病について問い詰める定助だが、あくまで『伝説』であり『ファンタジー』だと一蹴され、話の代金として3千円請求されてしまう。
いい人だと思ったけどカツアゲロードの住人。がめつさは相変わらずですね。
「理那」は東方家。してジョニィたちの子孫「吉良・ホリー・ジョースター」そして「記憶をなくしたり、取り戻したり」この事件は間違いなく定助にも関係ある話ですが、なぜ定助は東方家に保護されているのか。まだまだ謎だらけです。
一方康穂パート。前回彼女もジョースター地蔵について調べ、ジョニィの事件について知っていた。彼女も家系図を見ていたり、吉良の母ホリーにあっているために事件と定助の関係性があると考え、更なる情報を得ようとしていた。
康穂は現代っ子って感じのキャラクターなのと、それぞれで物語が展開していくのは面白いですね。
かつて「瞑想の松」は2本あり、今現在1本はそのまま海岸に、もう1本は東方家に植え替えられている。
東方家敷地内に生えたその松に腰を下ろし、新聞記事を読む康穂。
ジョニィの事件と同日、二本松の根元で謎の男の子が発見され、保護されたという。海岸を流れ着いたという形跡があり、灰色の帽子に靴下以外は裸で、高価な宝石を首から下げていた。
その後男の子がどうなったのか何の記事も発見できなかったが、東方家にある松の根本にも、空洞があることを発見。覗き込んだ次の瞬間。
謎の手に引っ張られ穴の中に落ちる康穂。
そこには謎の人物がいて、彼女は体をまさぐられ、なんと耳をなめられてしまう。
黒いシルエット、コナンの犯人みたいな感じなんで余計不気味です。
今回はここで終了。来月特に休載とかじゃないので一安心。
最後の謎の人物、普通に考えればその流れ着いた男の子が成長した姿ってことになるんでしょうけど、果たして…
そして前半のジョニィのストーリー…漆黒なる意志だからやりかねない、みたいなことを感じてましたけど、これは同情せざるを得ない。
本誌で確認してほしいのであえて詳しく書きませんでしたが、息子が奇病になって、ああいう行動をとるまでのモノローグが胸を締め付けました。
リアルタイムで読んでることもあってで僕は今現在は定助が一番好きですけど、最終的に歴代主人公であえて好きなキャラクタを一人挙げるとするとジョニィを選びそうな気がします。やっぱり本誌まで欠かさず買って読んでいたのはSBRからなので、どうしてもジョニィに対して思い入れが強いです。

Nさんからご指摘いただいたのを含めまして、数か所の誤字脱字を修正いたしました。ありがとうございます。毎度のことながら、一気に読んでその読後感、興奮冷めやらぬままキーボードを「オラオラ」と叩いて作成してるためタイプミスとかすごいことになってますね(汗

前回からさらに目が離せなくなったジョジョリオン22話はウルトラジャンプ7月号に掲載(本日発売)
今回の付録はブチャラティと徐倫のイラストを使ったマウスパッド。

ジョジョリオン 4 (ジャンプコミックス)
荒木 飛呂彦
集英社 (2013-05-17)


↑いよいよあと2か月とちょっと。追加キャラ大量登場の最新PVも公開中。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック