世界40カ国で800万部のベストセラーを映画化。100歳の誕生日に老人ホームを抜けだしたアラン。出会った人物と旅を続ける傍ら、彼の人生を振り返る。それは想像を越えたドラマがあった。
100歳のおじいさんに大金を奪われ、翻弄されるギャング。歴史的人物たちとのアリエナイ交流。ブラックユーモアが笑いを誘う傑作コメディ。
あらすじ
老人ホームで100歳の誕生日を迎えたアランは、お祝いなんて勘弁とばかりにホームから逃亡。道々出会った癖の強い仲間と共に珍道中を繰り広げる。ひょんなことから大金入りのスーツケースを手に入れ、ギャングや警察から追われる身となるが、動じることなく超マイペースぶりを発揮するアラン。実は、彼はかつてスターリン、ゴルバチョフ、レーガンら各国要人と渡り合い、数々の歴史的事件に立ち会った20世紀の重要人物だった。(スターチャンネルより)
まあおじいちゃんだけどすごい、っていうお話かなぁと思っていたら想像以上ににぶっ飛んでいて、びっくり。たしかR指定だったはずですが、それも納得。バンバン人は死にますし、政治的にもブラックなジョークが連発。
基本的に100歳のアランは意図的に何かをすることもなく、成り行き任せに行き当たりばったりしてるだけなんですが、それがハチャメチャな結果を呼び起こし、ギャングは翻弄されるばかり。旅の仲間たちは比較的常識を持った人たちなんですけどね。事故が事故を呼び、結構な犯罪をしちゃってますし、完全な共犯者。そういう現在進行形のストーリーに加えて、数々の回想シーンが挟まれるわけですが、そっちもすごい。名だたる人物たちと不思議な出会い方をし、歳を重ねるに連れてかなりの重要人物になっちゃってる。予告動画にも出てきますけど、二重スパイもやっちゃいますしね。
小さいころから爆弾に興味があって知識も腕も相当なものなんですが、それがもとであれにまで関わっているなんて。文字通りの壮絶な人生。フィクションだとわかっていてもびっくりしますし、笑いました。
ブラックユーモアだったり、本人の意図しないところで惨事になるシュールさというコミカル要素もいいんですが、旅を続ける中での仲間との絆だったり、今でも息子用な存在になってるあのキャラクタなど結構ヒューマン・ドラマとしても見れましたし、人生の目的を見つけられずひたすら大学でいろんなこと学びまくってる人のラブロマンスとか微笑ましくて素敵でした。
最後の最後までギャングたちにとっては悪夢としか言いようのないお話ですが、アラン視点ではこの上ないハッピーエンドなんで爽やかな気分で見ることができました。
スウェーデン版フォレスト・ガンプ、という表現されるらしいですが、まさにその通りでした。
スターチャンネルにて字幕版を録画、視聴。
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