レッド・ワン / 「悪い子」のまま大人になったジャックがサンタ探しに大冒険。長年プレゼント配りに従事してきた堅物とバディを組み、誘拐犯の魔女との戦いに挑む。ジャックの息子巻き込まれ……。クリス・エヴァンス&ドウェインジョンソンW主演、アクションマシマシなクリスマス映画。

MGM(ライオンがガオーってするやつ)がAmazonの傘下ってことで、11月に劇場公開の映画がもうアマプラ見放題に来てくれました。
クリス・エヴァンスとドウェイン・ジョンソンという豪華スター共演で送るクリスマスを題材にした映画で、ロック様とは「ジュマンジ」シリーズでもタッグを組んだジェイク・カスダンがメガホンを取ります。
昔から悪い子のまま、大人になった今もクズっぷりが治らないジャックオマリーは、人探しのプロ「ウルフ」という裏の顔があり、金さえ積めばどんな依頼でも答えてきた。しかし彼が探し当てたのはよりによってサンタクロースその人。結果として悪い魔女の策略で彼は誘拐され、クリスマスを目前に控えた北極は大混乱。手がかりを探すためにジャックは拉致され、そこでサンタ=ニックに長年支えてきたドリフトとコンビを組んで手がかりを探すことに。ジャックが想像もしなかった技術、世界がひろがり、魔女の手先と戦うことに。さらにジャックの息子まで巻き込まれ……。

あらすじ
コードネーム「レッド・ワン」ことサンタクロースが何者かに誘拐される。サンタクロース護衛隊長のカラム(ドウェイン・ジョンソン)は、誘拐に手を貸した賞金稼ぎのジャック(クリス・エヴァンス)に協力を依頼する。ジャックはサンタクロースを信じていなかったがカラムの頼みを受け入れ、二人はサンタクロース救出に乗り出すが、誘拐犯は恐ろしい計画を実行しようとしていた。(シネマ・トゥデイより)


いやー面白かった。ドウェイン・ジョンソンもクリスエヴァンスも大好きな俳優さんなので、予告を見た時からワクワクしっぱなしだったのですが、実際見たら豪華共演ってのが一つの要素でしかないくらい色んなもの組み合わさっててものすごい満足感。期待値以上でした。

配信オリジナル作品なども含めて、クリスマス映画というのは膨大な数がありますがその例に漏れずこれも「本物のサンタクロースがいて、北極の基地で仲間たちと共にプレゼントの準備をしている」という設定の物語。ただ後述しますが劇中でも「アスリートみたいだ」なんて言及されるくらいサンタがすごく肉体派だったし、ソリを引くのはトナカイでもすごくメカめかしい要素がふんだんにあしらわれていて、ロマンに溢れていました。特殊なバリアで街まるごと秘匿されていて、高層ビルとかもならぶ都市になってるのとかめちゃくちゃワクワクした。

おなじく「クリスマスキャロル」からの伝統とでもいうように、悪い子からの改心も重要なテーマなんですが、本作の主人公ジャックは想像以上の悪っていうかクズ。彼の行動をみてるだけで「これはディズニーではできないな」って思うシーンの連続でした。赤ちゃんから飴を盗むのとかやりすぎにもほどがあるよ。お金のためにそうとは知らずサンタの秘密基地の場所を見つてしまったことで敵の悪い魔女に利用され、サンタが誘拐されたことで物語が本格スタート。手がかりを得るためにジャックが北極に拉致られ、サンタの右腕カラムと共にサンタ探しの冒険がはじまります。人探しのテクニックやはったりなどジャックのポテンシャルが発揮されるシーンも多々あって、面白かった。というかキャプテンアメリカほどじゃないにせよ(笑)、身体能力も結構あって、序盤からアクションに見応えありまくり。

カラムを演じるのはドウェインジョンソンなので当然こっちもアクションで大活躍。戦闘シーンがたくあんあります。人間ではない彼の特殊な戦い方は実際に見てびっくりしましたが、あの強さと能力はマジで頼りになる。一方で怪物を相手にする流れもあり、一方的な無双になってないのが良かった。堅物と、調子のいい小悪党という凸凹コンビが、バディものとしての面白さをさらに引き立ててたと思う。

シリアスな展開ながら随所にギャグ要素もいっぱい入れてて、予告にも出てくるけどおもちゃを具現化するアイテムをまのあたりにしたジャックが「ワンダーウーマンの人形」を欲しがったり(忘れた頃にまたその話題が出る)、魔女の手下たちが怖いけどどこかコミカルな姿をしていたりと楽しい。撃退方法も拍子抜けで笑った。

ジャックと疎遠になっている彼の息子との親子愛も盛り込まれてて、先ほど触れた「改心要素」はむしろこの子供に対する振る舞いがメイン。もちろんサンタ探しに貢献してることもそうだけど、ちゃんと自分のすべきだったことを反省していく姿は胸を打たれますし、「クリスマスを救おう」が現実のものになっていくのは見てて応援したくなった。

敵との直接対決も規模が大きくて面白かったし、彼女の言い分もすこしはわかる部分があったのでどのキャラクターも魅力的だった。北極基地でのバトルもあるから、ホッキョクグマちゃんのアクションもあって可愛い。

肝心のサンタクロースが無事に帰ってきて、クリスマス当日のシーンも描写。最序盤で筋トレしてたけど、めちゃくちゃ運動神経良くてマジでわらっちゃったよ。ほんとあれなら一晩で配り終えるだろうな、っていう説得力があったし、チーム全体でサポートしてる感じも見ててワクワクした。本当にいてほしいと思う。僕もいい子にならなくちゃ。

サンタが実在すると表現してるとは言え、さすがにサンタを信じてる小さい子に見せるのはアクションが割と過激すぎるかなとおもうけど、家族でみるのに適してたこの時期にぴったりの作品だと思う。ちゃんと調べてないけどシリーズ化も検討してるとかで、続編を楽しみに待ちたいと思います。

アマプラにて吹き替え版で視聴。
冒頭でも触れた通り劇場公開翌月なのにもうAmazonプライム会員見放題になっていますので、クリスマスにぜひ。

動画はこちら
https://amzn.to/3DbmV7K

画面上で字幕・吹き替えを選択できます。

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