脚本・羊山十一郎、コンテ構成・雀村アオ、そして作画は松谷裕汰。
羊山先生は映画2作を含めた「かぐや様は告らせたい」のノベライズも担当されている作家さん、松谷先生は「松谷ゆうや」名義などでこれまでも読切の作画担当などしてきた方です。ジャンプラでも「キャバ犬」ってのが公開されてます。
ジョジョの時点で既に数年前に35周年ってレベルなので、その前となるとビーティーは相当古い、改めて調べたら82年からなのでマジで昔ですね。実際のところ、僕もまだ生まれておりません。だからこそ知らない人ばっかりだろうし、「ジョジョの人」のイメージの荒木先生の他作品にスポットが当たるのはすごくいいことですよね。僕は7部あたりで本格的にジョジョにハマって遡って読んだ人なのですが、当時はコンビニ版としてビーティとかアイリンも売ってた記憶があります。
そして何より「老紳士」2作も大きいですよね。あれもスピンオフとしてかなり面白い(同時にジョジョ含む荒木作品小ネタ)ので、オリジナル版が気になったという人も多いはず。
今回は単純に1話再掲載というわけではなく、エッセンスを存分に出したオリジナル・リブートなので新鮮な気持ちで読めます。が、「我々はこの少年を知っている」的な、ちゃんとビーティーですごく良かったです。
本筋にはここでは触れませんが、スマホだとかAI加工、動画撮影など令和だからこその設定を盛り込みつつ、天才少年が主人公の友達のために人肌脱いで悪を退治する、っていう気持ちよさがありました。
ただB.T.がやってるのも結構犯罪というかダークヒーロー、ネット用語で言うところの「DQN返し」って印象も受けるので、今のジャンプだったら載るかな?って考えちゃいましたね。そういう雰囲気も含めて懐かしかった。個人的には犯罪者が痛い目に遭ってざまみろスカッと爽やかですし、何より「公一君のために」ってのがいいです。ホームズが好きな人は特に気にいると思います。
せっかくなので後で他の掲載作品にも目を通すつもりです。
ということでお知らせでした。
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