人魚のアリエルは人間界に憧れを持ち、そのことが父親で海の王トリトンの悩みのたねであった。おきてを破り嵐にあった王子エリックを救ったことでその気持ちはさらに強くなるが、海の魔女アースラに目をつけらえる。3日間だけ人間の脚を得る代わりに声を失うという取引に乗ってしまい、さらに「期限までに王子とキスをする」という約束の記憶まで消されてしまう。夢見た世界で幸せいっぱいの彼女を尻目に、セバスチャンたちはなんとか王子との仲を取り持とうとするが……。
圧倒的な映像美、現代アップデートを取り入れつつ原作の世界観を見事に再現したミュージカル映画。
あらすじ
おきてを破り人間界に近づいた海の王女アリエル(ハリー・ベイリー)は、嵐に遭った王子エリック(ジョナ・ハウアー=キング)を救う。彼女は王子との出会いにより、人間の世界への憧れを抑えきれなくなり、海の魔女アースラ(メリッサ・マッカーシー)と取り引きをする。それは3日間だけ人間の姿になる代わりに、アリエルの美しい声をアースラに差し出すというものだった。(シネマ・トゥデイより)
女優さんの人種だとか魚やカニがリアルすぎるとか事前は色々と話題になってたのを目にしましたが、実際見てみると非常に面白くて。これもまあ原作アニメ映画を見たのはかなり昔なので記憶が曖昧っていうのもあるんですが「こういうお話だったよね」「こういう魅力ある作品だったよね」って思わせてくれる実写版でしたね。
特にやっぱり有名になってるアンダーザシーをはじめとしたミュージカルシーンに関してはノリノリになってて、今も耳に「スンバラシー♪」って鳴り響いています。基本的に吹き替え版では全部日本語の歌詞に直されているので一緒に歌えます。木村昴さんさすが。おちゃらけモードだから若干ジャイアンがよぎるけど(笑)
その時の映像がすごい好きで。アバター2もリアルで、色鮮やかで見てるだけで癒されましたが、こちらもノリノリ。前述ようにリアルな造形なんだけど、動き自体がザ・ディズニーというか夢の世界なのでめちゃくちゃ明るいんですよね。亀の群れが頭を上下に揺らしてリズムに乗ってる奴が時にお気に入りです。
美声という設定なのでアリエルの歌唱シーンも複数回出てきます。も一つの代表曲の「パートオブユアワールド」、うるさいカモメのスカットルがニュースを知らせる歌とかね。キスを煽るのとかも面白かったな〜。エンディングが一番【ミュージカル】って感じの映像が見れますのでお楽しみに。いやーやっぱりディズニーのハッピーエンドはいいね。
ダイナミックな映像も結構凝っていて、序盤の嵐のシーンだとか、魔女アースラとの戦いとか「リトルマーメイドだよねこれ?」ってくらいなかなかの見応え。そんな規模になるのって。演じてるメリッサマッカーシーさんはコメディの印象が強いのですが、いい悪役っぷりでした。姿を変えたヴァネッサ役のジェシカ・アレクサンダーさんは気が強い美人で出番少ない割にすごくインパクトありました。
構成自体もすごく素直で、アリエルの紹介、王子との出会い、魔女の取引、人間界へ、ピンチに、倒して大団円って感じ。特に人間になれたアリエルが初めてのモノだらけでワクワクしてる姿はこっちもしわせな気分になれたし、知らないが故の失敗(石鹸や花を食べる、フォークの使い方)も笑えました。
少し触れたアレンジ部分も、アリエル以外の姉妹の姿だとか、主役二人の価値観などなど説教くさくならない範囲で変更されてて個人的にはそこまで気にならなかったですし、主役も可愛らしかったです。まずは吹き替えで見たので歌声はまだ聴いていませんが、いずれ女優さん本人の方も聴いてみたいです。
これぞディズニーって作品なのでおすすめ。
Disney+にて吹き替え版で視聴。
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