ライオン・キング:ムファサ / アニメやミュージカルでも有名な作品実写版第2弾はシンバの親世代を描く前日譚。両親と離れたもののタカという兄弟同然の仲間を得るが、強敵に襲われ楽園を目指し旅にでることになる。

ライオンキング実写映画の続編にして、過去を描く前日譚。のちにシンバの父親となるライオン・ムファサの前途多難の大冒険を美麗CGとの融合で描いたミュージカルアドベンチャー作品。メガホンをとるのは「ムーンライト」などのバリージェンキンス監督。
天災によって両親や仲間たちとはぐれてしまったまだ子供のライオン、ムファサは別のライオンの群れと出会うが、その中の王の息子であるタカは彼を気に入り、兄弟同然の仲になる。野良ライオンとしてタカの父にはなかなか認められないものの幸せな日々が続いていたが、突如として逸れものたちのグループに因縁をつけられ、彼の群れはピンチに。命からがら、ムファサとタカだけが脱出することになるが、敵は彼ら二人をも執拗に追う。ラフィキやサラビといった新しい仲間と共に、約束の地を目指す壮大な旅がはじまる。

あらすじ
両親と別れたムファサは、ある群れと出会い共に行動するようになる。やがて彼は王の血を引くタカ(後のスカー)と強い絆で結ばれる。ある日、ムファサとタカは強敵であるキロスから仲間たちを守るべく約束の地を目指す旅に出るが、それは彼らの予想をはるかに超えた苦難の日々の始まりだった。(シネマ・トゥデイより)


ライオンキングは実写第一弾もそのクオリティの高さに驚かされましたが、今回もライオンをはじめとした動物たちのリアルな姿や、水や雪の表現など目を見張るものばかりで、期待以上の映像美でしたね。
基本的には大人になってからがメインの展開なのですが、ムファサの幼少期のシーンや、今回は「ラフィキがシンバの長女キアラにお話をしている」という設定なので、ちょいちょい登場するため、可愛らしい子ライオンがたくさんみれて大満足です。ライオンのかっこよさもいいけど、やっぱりあのキュートさはたまらないですよ……

まあ上記あらすじでも明言しちゃってますし、一応濁されるもののムファサがシンバの父だって誰もがピンとくるようになってるので、逆説的にタカは本編の悪役であるスカーなのか、っていうのがわかってる状態で見るのは若干つらい。
ムファサを拾ってくれた群からしたら王の息子はタカの方なのに、勇気も、足の速さや攻撃力も明らかにムファサの方が勝ってる。このコンプレックスを刺激される感覚。もちろん兄弟同然っていうのも嘘じゃないんだけど、同時にどうしようもない嫉妬がある。

ましてやいずれシンバの母となるサラビの存在がね〜。明らかにタカが好きなのに、彼女が好きになるのはムファサという切なさ。これあまりにも王道すぎてなんか逆に新鮮に感じましたw 守ったのは誰なのかっていうのを嘘までついたのに、バレてしまって。「俺の気持ちを知ってるのに裏切ったな!」ってタカの憎しみの最後のひと押しになっちゃう。

闇堕ちっていうよりは、敵に有利に動いてしまったという程度ですが、やはりのちのスカーなので悪役ムーブしてしまうのは間違いないので、彼に共感もしてた分、なにもそんなことしなくても……って悲しくなりましたしもう2度と出会った頃のムファサとタカに戻れないのが辛かった。
「もう一つ秘密を教えるよ、ずっと兄弟が欲しかったんだ」ってグッとくるセリフいってたのになぁって。
ちゃんとフォローというか彼もまた自分のしでかしたことを後悔してたりはあるので、多少の救いはありますけどね

それ以上にはぐれもの集団がマジで悪役だった。おなじライオンなのに容赦ないし、言い訳しようがない邪悪さ。わかりやすさのためか、みんな白っぽい肌でしたが、もしかしたら他のライオンと違うからと迫害されたものたちの集まり=そもそもが憎しみを抱えてるってことなのかなーってなんとなく思いました。ボスは渡辺謙さんが声をやってて、迫力がすごかったです。

ミュージカルと表現した通り、ちょいちょい歌ったりするシーンが出てきます。前作同様、いろんな動物たちが見せてくれる大掛かりな映像はすごく良かったですが、アウトローたちの「バイバイ」って歌がちょっとシュールで笑っちゃった。

ちなみにオリジナル英語音声版はマッツミケルセンさん。
※吹き替え版は歌も和訳されて担当声優さんが歌っています

声といえばムファサは2代目尾上右近さん、タカはTravisJapan松田元太さんがそれぞれ担当してますが、芸能人起用でもそこまで違和感なくはいりこめましたね。特に後者は言われないと気づかないかも。駒谷昌男さんなど、前作キャストもそのまま続投されてます。ティモンとプンバも出番あるし。

約束の地へのながーい道のりを、敵に追われながら進んでいくから一緒になって冒険してるきもちになるし、オアシス、サバンナ、雪山といろんなところが舞台になるからそこも飽きなくてよかった。前述のとおり「それでどうなったの?」みたいな舞台が現代にもどったりもしますし。それにしてもまだ王になってないから威厳はない、けど守るべきもののために一生懸命にすすんでく若いライオンたちが逞しくてかっこよくて。同時に可愛さもあるからずっと見入っちゃいました。

ライオンキングの続編であるものの、一世代前のライオンたちが主役なのでこれ単独で見てもよし、スカーがどんな存在か分かった上で感情移入しながら楽しむもよし。ディズニーらしい王道の物語で万人におすすめする1本です。

ディズニープラスにて吹き替え版で視聴。

楽天はこちら

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック