キャプテン・マーベルに復讐心を抱くダーベンは腕輪の力を使って空間に穴を開け祖国のために他の星々を蹂躙する計画を立てていた。それを止めようとする彼女だったが、能力を使うたびに姪のモニカランボーやミズ・マーベルことカマラカーンと体が入れ替わるようになってしまう。それぞれ光のエネルギーに関係するパワーを持つ3人、さらに腕輪の片割れをカマラが持っていることから彼女たちは「マーベルズ」を結成しダーベンを追って宇宙を飛ぶことに。ニック・フューリーや、ただの猫じゃないグースもガッツリ登場。
サミュエル・エル・ジャクソン、 テッサ・トンプソンのほか、敵役で ザウイ・アシュトン、アジアからはパク・ソジュンら新キャストが参加。加えておまけ映像にはあんなキャラも。
あらすじ
キャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)への復讐(ふくしゅう)を計画する謎の存在が現れる。キャプテン・マーベルのみでは手に負えない危機を前に、彼女と、彼女を慕う敏腕エージェントのモニカ・ランボー(テヨナ・パリス)、彼女に憧れる高校生ミズ・マーベル(イマン・ヴェラーニ)が入れ替わってしまう。そしてこの出来事をきっかけに、3人は新たなチームを結成する。(シネマ・トゥデイより)
Disney+で配信されているドラマシリーズの「ミズ・マーベル」を見ている人ならあのラストの続きからだってすんなり入れるものの、過去の因縁とか、姪のモニカに関してなど映画『キャプテン・マーベル』の続編だし、敵は今回初めて出てくるしで基本的にはこれから見ても十分かもしれません。
固有名詞バンバン出てくるけど、劇中で説明される通り「故郷がひどいことになったから他の星から色々して復活させたい」っていう気持ちで動いているのでそこがわかればOK。そしてミズマーベル=カマラは元々キャプテンマーベルの大ファンというか強化オタクで、能力を得て地元で活躍、自らをミズマーベルと名乗るっていうのが一番大事。【推しと会うどころか同じチームで宇宙を救う】って彼女目線で見るとすごい話だ。
モニカに関しては同じく配信ドラマ「ワンダビジョン」でちょろっと出てきます。
予告編でも映ってる通りその状態が無効化されるまでずっと「能力を使うごとに入れ替わる」ことに悩まされてしまうわけで、特に最序盤はみんなバラバラだから行き違いになっちゃう。そんな状況でも「推しが私の部屋に来たの!」って目を輝かせてるカマラの癒しよ。ドラマでも思いましたがパワフルなお母さんをはじめとして彼女の家族結構コミカルなんで、今回も割と深刻な世界観なのに笑わせてもらいました。そんな宇宙なんて絶対言っちゃダメよって怒られたりとかね。
一方でキャロルとモニカの叔母と姪の関係性にしても、ずっと会ってなかったということもあってギクシャク。キャプテンマーベルが強すぎるっていうメタ的な理由もありますが、彼女が地球を離れていた=見捨てられた的な思いがあるのもよくわかります。
しかもさらに今回さらに深掘りされて、母親との悲しい別れも。指パッチンで生物が半分になったこと、5年の歳月は多くの悲劇を生みましたが彼女のようなパターンも辛すぎる。記憶を見る装置が出てくる関係で、余計に思い出しちゃうしね。モニカの能力はちょっと地味かな?と思ってたんですが敵を翻弄するって意味ではかなり強いしそもそも訓練受けてるからものすごく頼もしかったです。スーツも映える。終盤でもすごく胸を打たれる展開が待っているんですが、しかもそれが今後のMCUに関係してるっていうね。
先におまけ映像のこと触れておくと、ドラマラストで「突然変異」って単語が使われたことで示唆されていたアレが本格的にアレして、あのキャラ、そして名前が登場します。もう一個別の方ではミズマーベル本人の今後について。今回はマーベルズってチームだったけど……。映画にドラマにかなり風呂敷広がってきちゃったけど、まだまだ楽しみですね。これを書いている2/12には「デッドプール&ウルヴァリン」の予告解禁でさらに盛り上がってきてるし。
いてよんクラスなどのパクソジュンは、とある星の王子様って役柄でしたがそこの「歌うことで意思疎通する」って設定は面白くて、あえて表現するとディズニーっぽさを感じました。そもそも水の惑星って設定ですがギリシャとかを彷彿とさせる綺麗な街並みで見ごたえありましたね。白い建物と、カラフルな衣装。ここもちょっと大人数での乱戦でアクションとしても良かったですし。
あとは我らがグース、猫ちゃん。大量の子猫はなんなのだろうって気になってたんですが、いやいやすごかった。そういう活用方法するのね?っていう。グースがフラーケンという設定を知らないとあんな可愛い猫の口から触手が!ってびっくりする人もいたと思うんですが(カマラもビビってた)、その能力をめっちゃ活用してた。最後どうなったんだろうあれ。見た目じゃわからないから紛れ込んでヤバそう(笑) キャッツでお馴染みのメロディーって流しながら若干グロい映像が展開してくのシュールでしたし、最序盤、キャロルがグースを肩に乗って飛び立つのとか可愛すぎた。
1時間45分と、最近のMCUから言えばすごく短めだし、敵の目的も、それを防ぐ主人公の奔走っていう部分。チーム結成話と全体を通してかなりわかりやすかったのでサクッと見られました。敵側にも悲しき過去あり、みたいなのはちょっとベタすぎましたがそれについては一応解決しそうなので少し救いがありますね。割と単独行動だったキャロルが同性の仲間をへてワイワイやってるところも良かった。
シリーズ他作品ほど前提知識は入りませんが、でも追ってた方が色々楽しめることは間違い無いので余裕があればちょっとずつでも過去作視聴をお勧めしますし、逆にこれが新世代の始まりっぽさもあるので追うのやめてた人もオススメ。
Disney+にて吹き替え版で視聴。
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